JP EN

会長挨拶

石田 孝宣

第32回日本乳癌学会学術総会

会長 石田 孝宣

(東北大学大学院医学系研究科
乳腺・内分泌外科学分野 教授)

第32回日本乳癌学会学術総会を、2024年7月11日(木)〜 7月13日(土)の3日間、仙台で開催させていただくこととなりました。大変光栄に存じますと共に、責任の重さに身の引き締まる思いでございます。

前回仙台で開催されましたのは大内憲明会長のもと、東日本大震災の年 2011年でした。会場でありました仙台国際センターも震災の被害が大きかったため、2ヶ月遅れの9月の開催となりました。この時も全国から5,000名を超える方々が参加してくださり、震災後初の全国規模学会として数え切れないくらいたくさんの応援をいただきました。現在では、この当時なかった地下鉄の路線が新設され、駅と会場が直結するようになりました。今回13年ぶりに仙台で開催することができ、全国の皆様に復興した姿を是非ご覧いただければと願っております。

今回のテーマは、「社会への還元を目指した叡智の結集 Shaping the world ahead」とさせていただきました。基礎から臨床まで多くの皆さまが日々研鑽を積まれておられることと存じますが、これらはすべて患者さんにその成果をお届けするためのご努力と承知致しております。今すぐに実行できること、しなければならないことと共に、10年後、20年後の乳腺医療での実現を目指して、その礎となりますよう活発なご討議をいただければと願っております。

本総会では、将来展望が待たれるテーマや喫緊の対応が必要な課題を中心としたシンポジウム、大野真司前会長が立ち上げられた次世代を担う若者たちが中心の企画、関連学会や関連団体とのジョイントセッションなど多彩なプログラムを準備させていただく予定です。

当教室および東北のスタッフ一同、心をこめて皆様を仙台にお迎え致したいと考えております。皆様とお会いできますことを楽しみに致しております。会員の皆様におかれましては、ご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。