世界的に、医療従事者の放射線被ばくに対する関心が高まっています。特に職業被ばくによる白内障が注目されており、本邦でも令和3年4月の法改正によって水晶体の等価線量限度が引き下げられました。また、整形外科医の手指の皮膚障害にも、従来以上に強い関心が寄せられています。
現在、「医療従事者の白内障と皮膚障害に関する研究プロジェクト(量研機構・金沢医科大学・東北大学ほか)」が進行しています。このたびSpine Week Japan 2025大会特別企画として「職業被ばく検診」を実施する運びとなりました。検診内容は、水晶体混濁検査・眼屈折検査・視力検査・視野検査・眼圧検査・眼底検査・手指皮膚検査で、被ばくに関連する問診を含めて所要時間は60分程度を予定しております。期間中は、医師・看護師・診療放射線技師・出展企業関係者など、職種や被ばく歴を問わず、すべての学会関係者を対象に無料で検診を実施しますので、ご自身の眼と手の健康管理のためにも是非ご利用ください。
(ご注意)眼科医の診察後に散瞳薬を点眼します。散瞳後、しばらくの間(〜数時間)は多少見づらくなりますが、学会発表や座長などのご担当には支障ありません。ただし、自動車の運転はお控えください。
開催時間
10月30日(木)9:00〜17:00(最終受付16:00)
10月31日(金)9:00〜17:00(最終受付16:00)
会場
幕張メッセ国際会議場2F第2会場(国際会議室)前 検診ブース