2023年3月に症例登録を開始してから、約1年10か月での達成です。
ご協力いただきました参加施設の皆様に感謝申し上げます。
J-CMDでは、いろいろな共同研究を行いながら、次の節目の2000例の登録を目指したいと思います。
今回は第1回目の共同研究で以下の7件が決定しました。今後さらに共同研究を追加して、日本人におけるCMDのエビデンスを蓄積していきます。
今年の7月1日から24 施設増えました。
当日のプログラムはこちらをご覧ください。
プログラムは3部制になっており、第1部で各国のCMD研究状況、第2部でCMDの多彩な臨床病型、第3部でCMDのEndotypeについて討議しました。活発な質疑が行われました。
会議の模様は、オンラインでも各国の参加者に同時配信されました。
会場風景
発表風景
集合写真
心臓病における冠微小循環障害(CMD)の重要性が益々認識されてきています。8月30日にヨーロッパ心臓病学会から発表された2024年版の「慢性冠症候群(CCS)に関する診療ガイドライン」で、冠微小循環障害に対する機能検査がクラスIの最重要度で推奨されました。
今後、CMD検査がわが国でも広く普及することが期待されます。
わが国のCMD検査実施施設については、本HPをご覧下さい。
運営会議では、研究会の学術活動等の促進を図る目的でステアリングコミティ—の設立が承認されました(下記、敬称略)。
(委員長)
(副委員長)
下川宏明(国際医療福祉大学/東北大学)
角田恒和(土浦協同病院)
辻田賢一(熊本大)
(委員)(五十音順)
(事務局長) 武田守彦(国際医療福祉大病院)
ポスターと抄録集を添付します(PDF)。下記URLからご参加下さい。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
第2部 研究会参加用URL
https://us06web.zoom.us/j/84580487870?pwd=tOy2TIfepjzsalbU7Dkp0dkiztUkgB.1
パスコード:2FxbUnSj
今年の4月1日から24 施設増えました。
今年の1月5日から12 施設増えました。新たに、新潟県でCMDの検査ができるようになりました。
今回、新たに淡海医療センター(滋賀県)の参加が承認されました。
施設代表:和田厚幸先生、実施責任者:岸森健文先生
また、清岡崇彦先生(池上総合病院)が世話人に選出されました。
*研究会の記録は、こちらのURL からご覧下さい。
症例登録を開始してから約1年での達成です。
ご協力いただきました参加施設の皆様に感謝申し上げます。
次の節目の1000例の登録を目指したいと思います。
ポスターと抄録集を添付します(PDF)。下記URLからご参加下さい。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
第2部 研究会参加用URL
https://us06web.zoom.us/j/89459277550?pwd=GF9aR2Ew50jG3Bxzui6rsv2-sy6S4BpV.TquOBDEk4-tbPsn5
パスコード:129x7DiH
昨年の10月1日から20施設増えました。新たに、富山県と徳島県でCMDの検査ができるようになりました。
番組の中で、微小血管狭心症が見逃されやすい「隠れ狭心症」として紹介され、冠微小循環障害の検査を実施している全国の施設を紹介したJ-CMDのHPが紹介されました。当日のJ-CMD HPへのアクセス数が2万3534件に上り、微小血管狭心症への関心の高さが示されました。
同病院循環器内科のJang教授の招待によるもので、講演タイトルは以下のようです。
【講演タイトル】
Shimokawa H. Increasing importance of microvascular dysfunction in cardiovascular medicine: From the heart to the brain.
(講演ポスター)
講演の中で下川教授は、超高齢社会になり、微小循環障害が心臓(微小血管狭心症、心不全等)や脳(認知症等)において重要性を増してきているが有効で安全な治療がまだ確立されていないこと、そしてそれらに対する先端治療として低出力パルス波超音波(LIPUS)治療を開発していることを紹介しました。講演はマサチューセッツ総合病院の他、関連の3病院にオンライン中継され、活発な質疑応答が行われました。
講演の様子(J-CMDを紹介)
Jang教授とともに
1846年に世界で初めてエーテル麻酔下の手術が行われた
「エーテルドーム(講堂)」でJang研究室の日本人留学生と。
7月1日から14施設増えました。
下記の6施設です。J-CMDへの参加施設は合計28施設になりました。
<施設責任者> | <実務担当者> | |
---|---|---|
(帝京大学) | 上妻 謙教授* | 山本裕貞先生 |
(国立循環器病研究センター) | 野口輝夫副院長 | 浅海泰栄先生 |
(東京医科歯科大学) | 笹野哲郎教授 | 米津太志先生 |
(大阪大学) | 坂田泰史教授 | 外海洋平先生 |
(昭和大藤が丘病院) | 鈴木 洋教授 | 森 敬善先生 |
(東京女子医科大学) | 山口淳一教授 | 嵐 弘之先生 |
(*新世話人) |
Hybrid形式で実施されました。当日のプログラムはこちらをご覧下さい。
下川教授は、COVADISが実施するCMDの国際レジストリーについて発表しました。
今回、新たに下記の6施設の参加が承認されました。
また、毎月、60~70例のCMD検査症例が全国の参加施設から登録されていることが報告されました。
ポスターと抄録集を添付します(PDF)。下記URLからご参加下さい。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
第2部 研究会参加用URL
https://zoom.us/j/92589388487
ミーティングID: 925 8938 8487 、パスコード: fd5RU1XQ
山梨県と奈良県で新たに検査ができる施設が増えました。
下川教授の講演タイトルは以下の通りです。
Shimokawa H. Endothelial and smooth muscle cell dysfunction and vasoreactivity
プログラムはこちらからご覧いただけます。
また、全ての講演のスライドが無料でダウンロードできます(下記)。 https://www.en.fondazione-menarini.it
承認された6施設は、以下の通りです(検査法・治療の項目の「CMD検査実施施設」参照)
(新参加施設)
愛知医科大学(天野哲也教授)
防衛医科大学(安達 健教授)
三重大学(土肥 薫教授)
愛媛大学(山口 修教授)
岐阜県総合医療センター(野田俊之部長)
池上総合病院(清岡崇彦部長)
(新世話人)
上妻 謙 教授(帝京大学)
天野哲也教授(愛知医科大学)
(新参加施設)
帝京大学(上妻 謙教授)
愛知医科大学(天野哲也教授)
防衛医科大学(安達 健教授)
三重大学(土肥 薫教授)
愛媛大学(山口 修教授)
岐阜県総合医療センター(野田俊之部長)
池上総合病院(清岡崇彦部長)
ファイアサイドセミナーの内容は以下の通りです(ポスターはこちらからご覧いただけます)。
ファイアサイドセミナー7
テーマ:重要性を増す冠微小循環障害
日時:3月10日(金)17:50~18:40
会場:第13会場
座長:横井宏佳(福岡山王病院)、下川宏明(国際医療福祉大学)
演者1:角田恒和(土浦協同病)
「心筋虚血における冠微小循環障害の意義」
演者2:下川宏明(国際医療福祉大学)
「重要性を増す冠微小循環障害とJ-CMDの設立」
J-CMD設立の背景や意義・研究方法・活動目標について紹介されています。(転載許可取得済み)
INOCA Newsletter 1月号はこちらからご覧いただけます。(転載許可取得済み)
昨年からMedical Advisory Boardに就任した下川教授とJ-CMDが紹介されています。
論文情報は以下の通りです。
Suda A, Takahashi J, Schwidder M, Ong P, Ang D, Berry C, Camici PG, Crea F, Kaski JC, Pepine C, Rimoldi O, Sechtem U, Yasuda S, Beltrame JF, Merz NBC, Shimokawa H. Prognostic association of plasma NT-proBNP levels in patients with microvascular angina -A report from the international cohort study by COVADIS- IJC Heart and Vasculature. 2022, 43, 101139.
このサブ解析研究では、血清NT-proBNP値が微小血管狭心症において、新たな予後予測のバイオマーカーであることを明らかにしました。
INOCA Internationalはイギリスに本部を置く患者主体の団体で、World Heart Federationのメンバーにもなっています。定期的にNewsletterを発行するなど、活発な啓発活動を行っています。今回、COVADISメンバーの一人として、下川教授へのインタビュービデオが公開されました。
一般読者の間にも微小血管狭心症への関心が高まってきているようです。
▼週刊ポスト32号(10月17日発刊)「医心伝身」第738回
治療しても消えない胸の痛みは「微小血管狭心症」が原因と判明 (転載許可取得済み)
▼週刊ポスト33号(10月24日発刊)「医心伝身」第739回
「微小血管狭心症」の改善に向け新検査法と新治療の効果に期待 (転載許可取得済み)
COVADISは2012年に創設され、今年で10周年を迎えました。3年ぶりの対面の会議で、旧交を温め、冠動脈機能異常に関する最先端の知識を交換しました(プログラム)。
国際研究組織のCOVADISが実施した微小血管狭心症に関する前向き登録研究のサブ解析結果で、NT-proBNP値が予後予測能を有することを発表しました(ポスター)。
キックオフ会議 はオンラインで2部構成で行いました。第1部は本研究会の設立に参加した16施設の世話人と今後の活動方針について確認しました。今後、CMD症例に関する前向きの全国多施設登録研究を行っていくことになりました。第2部では講演会を行い、下川宏明代表世話人、角田恒和土浦協同病院副院長、辻田賢一熊大教授の3名が講演を行いました。全国から約200名の参加者があり、活発な質疑が行われました。
© 2022 日本冠微小循環障害研究会