会頭挨拶
第129回
日本小児科学会学術集会
会頭 長谷川 俊史
(山口大学大学院医学系研究科医学専攻
小児科学講座)
~No dream, No success!
みんなで創る夢のある小児医療~
このたび、第129回日本小児科学会学術集会の会頭を拝命いたしました、山口大学大学院医学系研究科医学専攻小児科学講座の長谷川俊史と申します。本学術集会は中国・四国ブロックが担当いたしますので、ブロックを代表して、謹んでご挨拶申し上げます。
中国・四国ブロックの担当は2020年に、徳島大学の香美祥二先生が神戸市で開催されて以来、通算10度目となりますが、私どもの教室が学術集会を主催させていただくのは今回が初めてとなります。教室員一同、ブロックの先生方と力を合わせ、心を込めて準備を進めてまいります。
第129回学術集会は、2026年4月17日 (金)、18日 (土)、19日(日)の3日間にわたり、山口県下関市で開催いたします。ご勤務やご家庭の都合により現地参加が難しい方もおられると思いますので、ハイブリッド形式での開催を予定しております。本学術集会のテーマは“No dream, No success! みんなで創る夢のある小児医療”といたしました。このテーマは山口県にゆかりのある吉田松陰の“夢なきものに成功なし”の言葉をアレンジしたものです。医療が進化を遂げる一方で、社会が不安定さを増す今の時代において、子どもたちはもちろんのこと、医学生、若手医師、指導医も含めた全ての会員の皆様が夢を持ち、その実現に向けて歩んでいけるようなきっかけとなる学術集会にしたいという思いを込めました。
第128回の学術集会を参考に、子どもたちも楽しめる企画も予定しております。山口にはなかなか足を運ぶ機会がないと思いますので、ぜひこの機会に現地でのご参加をご検討いただければ幸いです。中国・四国の小児科医がone teamとなり、地方でしか体験できない小児医療や医学研究の魅力を皆様にお伝えし、元気を届けられるような、明るく、楽しく学べる学会にしたいと考えております。会員の皆様と下関の地またはオンラインでお会いできますことを、心より楽しみにしております。