STROKE2022

第47回日本脳卒中学会学術集会 会長挨拶

第47回日本脳卒中学会学術集会 会長 宮本 享
(京都大学大学院 医学研究科 脳神経外科)

第47回日本脳卒中学会学術集会の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。

日本脳卒中学会と日本循環器病学会が2016年12月に発表した「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」に基づき、1次脳卒中センターの認定をはじめとする脳卒中の急性期医療体制の整備が大きく進みました。そして、2019年12月には脳卒中・循環器病対策基本法が施行されたことにより、現在は「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」と循環器病対策推進計画が車の両輪のようになって脳卒中対策が大きく進みつつあります。さらに、2021年3月には「脳卒中と循環器病克服第二次5ヵ年計画」が発表され、12月に第1次5ヵ年計画の総括が発表されました。これらを踏まえ、stroke2022では3学会の合同シンポジウムとして「明日へのシナリオ~「循環器病対策推進基本計画」と「脳卒中と循環器病克服第二次5ヵ年計画」~」および日本循環器学会との合同シンポジウムとして「「第1次脳卒中と循環器病克服5カ年計画の総括」を予定しております。

また、スマートコングレスの特長を活かして、2月初めから4月末までの毎週主に水曜日に様々な特色あるウェブライブシンポジウムを開催いたします。「脳卒中ガイドラインを読み解く」では発表されたばかりの脳卒中治療ガイドライン2021が解説され、日本産科婦人科学会との合同企画である「妊娠分娩と脳卒中」では本邦3回目となる妊産婦脳卒中に関する全国悉皆調査の結果が発表されます。診断の標準化に向けた教育的なケースカンファレンスや今後始まるもやもや病の学会登録事業について紹介する「もやもや病の難病認定と学会登録~新しい診断基準と重症度分類」など、その他の企画も見どころ満載です。

国の循環器病対策推進計画に書き込まれた施策の半分以上は、脳卒中患者及び家族への情報提供や相談支援に関する内容になっています。これを受けて日本脳卒中学会と日本循環器病学会の第二次5か年計画では、回復期以後の医療・ケアにも基軸をおいた整備が行われる見込みです。 このひとつが2022年度に1次脳卒中センターコア施設に設置されることが決まっている「脳卒中相談窓口」です。日本脳卒中学会には今年度「情報提供・相談支援プロジェクトチーム」が設置され、相談窓口でおこなう業務についての検討が行われ、マニュアルなどが急ピッチで整備されつつあります。情報提供・相談支援の業務はメディカルスタッフ、医療ソーシャルワーカー、ケアマネージャーなど多くの職種の密接な連携がないと実現できません。stroke 2022では「脳卒中相談窓口に関する多職種講習会」と「脳卒中相談窓口に関わる人材の育成」が予定されており、オンデマンドで5月末まで受講可能です。

さて、第47回日本脳卒中学会学術集会では、恒例の副会長制をとるのではなく、stroke2022の3名の会長と3名の領域担当幹事(熊本市民病院 橋本洋一郎先生(脳卒中内科領域担当)、慶應義塾大学 辻 哲也先生(脳卒中リハビリテーション領域担当)、京都大学 石井 暁先生(脳血管内治療領域担当)からなるプログラム幹事会を組織して様々な準備を進めてきました。また、プログラム委員の先生方には、シンポジウム企画の応募や精緻な演題査読を行っていたただきました。それ以外にも多くの関係者の皆様に、大変お世話になりプログラムが魅力あるプログラムが完成いたしました。皆様のご尽力に心よりお礼を申し上げます。

現在は「第二次5ヵ年計画」の初年度にあたりますが、これからの5年間には、第一次5ヵ年計画で整備が進んだ急性期医療体制の質的改善と回復期以後の生活期における緩和を含めた相談支援体制の整備が2つの柱となります。第47回日本脳卒中学会学術集会のプログラムはそのようなコンセプトで計画されています。スマートコングレスの広い時空で開催するstroke2022を満喫していただければ幸甚です。奮ってご参会いただきますようお願い申し上げます。

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