第57回九州外科学会、第57回九州小児外科学会、第56回九州内分泌外科学会

第57回九州外科学会会長挨拶

事務局

九州大学大学院医学研究院
臨床・腫瘍外科(第一外科)
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オンライン配信技術支援

九州大学病院アジア遠隔医療開発センター(TEMDEC)
http://www.temdec.med.kyushu-u.ac.jp/

会長:中村雅史

第57回九州外科学会
会 長 中村 雅史
(九州大学大学院医学研究院
臨床・腫瘍外科 教授)

会長:森正樹

第57回九州外科学会
会 長 森 正樹
(九州大学大学院医学研究院
消化器・総合外科 教授)

先ずは、コロナウイルス感染症による猛威にさいなまれている我々自身も含めた世界の人々にお見舞いと応援を申し上げたいと思います。

さて、この度2021年2月19日(金曜日)、20日(土曜日)に福岡市で第57回九州外科学会を開催させていただくこととなりました。伝統のある本学会を開催させていただく機会をいただきました会員の皆様に深く感謝申し上げます。また、第57回九州小児外科学会(田口智章会長)、第56回九州内分泌外科学会(久保真会長)も同時に開催されます。本会の第1回は、東京オリンピック開催年であった1964年に九州大学旧第一外科の三宅博教授が開催されました。今回、開催時期の変更にともない再びオリンピック年となるのですが、原因となったコロナウイルス禍が終息していることを心より祈念しております。

この2つのオリンピックの間に外科医療は大きく様変わりしました。“ Great Surgeon, Great Incision” の時代から鏡視下手術の時代へ、そして鏡視下手術で要求される高度な技術をより容易にするロボット手術の時代へと変貌してきています。固形癌の集学的治療においても、当時は予後延長効果のある抗癌剤治療法がほぼ存在しませんでしたが、臨床治験に基づく標準的化学療法の普及、分子標的治療の開発、粒子線等放射線治療の進歩、そして明日の治療と思われていた免疫療法の標準治療化と大きな進歩を遂げてきました。しかしながら、日常の患者さん一人一人を丁寧に診ることから医師個人の進歩が、そして医学の進歩が始まるという原点に変わりはありません。

本学会は九州の若手外科医の発表の場であり、最新の治療法の経験とともに、このような原点に基づく症例報告も大事にしていきたいと思います。また、同時に本会は九州の外科医が連携を確認する貴重な機会でもあります。第57回は九州大学内においても連携を重視して消化器・総合外科学森正樹教授と共同開催という形にさせていただきました。

2月は、多くの旬の食材とともに博多の台所が盛り上がる時期です。開催時期にはコロナ禍が終息していることを再度祈念申し上げるとともに、学会で熱い討論をされた後に博多の夜を満喫していただくことが可能となるように願っております。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

(文責 中村 雅史)

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