2022年10月9日（日）、10日（月・祝）の2日間、「第55回日本薬剤師会学術大会を
宮城県仙台市において開催いたします。東日本大震災の影響により開催を予定していた
第44回日本薬剤師会学術大会をやむなく中止してから11年、皆様をお迎えすることが
出来ますことを大変うれしく思います。

未曽有の災害は私たちにとても大きな試練を与えましたが、引き換えにこれまでは
関係性があまり無かった人々や異なる職種又は地域の方々との“繋がり”と、
そこから生まれる強い“結びつき”の大切さを教えてくれました。
それは被災各地で全国から駆け付けてくれた薬剤師の頑張りによって、災害医療
救護活動において薬剤師が必要不可欠であるとの認識が、国民はもとより医療従事者や
行政に携わる人々の中から生まれたことによるものです。

大震災から10年、私たちは復興の2文字を旗印にまっしぐらにそしてがむしゃらに前に
進んできました。まだまだ従前の生活に戻るまでには程遠いですが、私たちには復興
から得た経験を未来に繋いでいく責務があります。
そんな思いを第55回日本薬剤師会学術大会のテーマ「結（ゆい）」～地域と共に未来へ～
に込め、宮城のオール薬剤師が感謝の気持ちと未来に向けた更なる結束のために、
全国各地から皆様をお迎えする準備を進めております。

10月初旬の仙台市の平均気温は約20℃と大変過ごしやすく、メイン会場の仙台国際センター
は青葉城下、広瀬川河畔の豊かな自然に囲まれ、2015年に開通した地下鉄東西線により
仙台駅から僅か5分ほどで最寄り駅まで到着いたします。

災害ともいえる新型コロナウイルス感染症が収束し、来年の10月９日には仙台国際センター
のステージより大勢の皆様に歓迎のご挨拶ができますことを、心より祈念しております。

第55回日本薬剤師会学術大会への多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。