第66回日本小児神経学会学術集会

会長挨拶

会長:奥村彰久

第66回日本小児神経学会学術集会
会長 奥村 彰久
(愛知医科大学医学部小児科学講座 教授)

この度第66回日本小児神経学会学術集会の会長を拝命しました、愛知医科大学医学部小児科学講座の奥村彰久です。会期は2024年5月30日(木)~6月1日(土)ですが、前日にはプレコングレスセミナーも予定しています。会場は名古屋国際会議場(愛知県名古屋市)で、2019年の第61回学術集会と同じ会場です。2019年の学術集会は名古屋市立大学の齋藤伸治教授が主催され、Childneuro2019の名の下に私が当番で第20回乳幼児けいれん研究会国際シンポジウムと同時開催を行いました。奇しくも第66回学術集会も名古屋大学の夏目淳教授が開催される第23回乳幼児けいれん研究会国際シンポジウムと同時開催することになり、Childneuro2024と銘打って開催します。

COVID19のパンデミックによって私たちの生活に甚大な影響があったことは言うまでもありません。日本小児神経学会学術集会もオンライン開催が主となり、皆様と直接交流する機会が極めて限られてしまいました。学術集会では講演を拝聴したり自分の研究成果を発表したりすることも重要ですが、お互いに交流を深めることによって得ることができるものが沢山あります。また、仲間や気の合う方と歓談したり、初めて知り合った方と意気投合したりする交流の機会としてもとても貴重です。COVID19の流行でこうした機会が失われたことの影響は計り知れません。しかし、2023年5月以降はこのような制限はなくなるはずです。2024年の学術集会はオンラインのコンテンツは残しますが、直接会場に来ていただき皆様の交流を深めることを大きな目標にしたいと思います。上述しましたように乳幼児けいれん研究会国際シンポジウムと同時開催になりましたので、国外からの参加者も例年より多く来場されると思います。ぜひ交流を深めて頂きたいと思います。

学術集会のテーマは「From Molecules to Mind」として、小児神経学の深遠さと幅広さを強調したいと思います。私は以前から神経学は臨床医学の王様であると思っています。神経疾患の発症には遺伝子などの分子が関与し、その診断には脳波やMRIなど様々な手法が用いられるだけでなく症状の把握などの臨床スキルも要求されます。さらに、疾患を治すだけでなく、発達やこころの問題も重要なテーマです。疾患の種類や数も他の分野とは比較にならないでしょう。このように深く広い臨床医学の分野は神経学以外にはないと思います。さらに小児神経学には、成長や発達の要素が加わるためより深く広いテーマを扱うことになります。このような広く深い小児神経学を学ぶのは、簡単なことではありません。今回の学術集会が知識や知見の獲得に役立つだけでなく、新たな発見や交流に繋がることができれば幸いです。

先ほども述べましたが、学術集会の大きな狙いとして相互交流を促したいと思います。懇親会を開催しない代わりに、ポスター発表の時間を長くとって軽食を提供しますので、ご歓談がてら相互交流を深めて頂きたいと思います。また、様々な事情で会場にご来場できない方もお見えかと思いますので、教育的な内容についてはライブ配信を行います。オンラインで参加される方にも楽しんでいただけるよう心がけますが、可能であれば会場にお越しいただいて現地で企画を楽しんでいただきたいと思います。皆様と会場でお会いできることを楽しみにしています。

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