選考結果
講評
第20回日本再生医療学会総会
中高生のためのセッション作文部門 全体講評
毎年、この再生医療学会総会に合わせて作文コンクールを開催してきました。本年度も中学・高校生から多くの作文が寄せられ、総数227名の作文が集まりました。今回は総会のテーマである「Back to the Basic, Look to the Future」に合わせて「わたしの夢」について書いていただきましたが、一人ひとりの中に、現在のこの不安定な社会状況の中でも前を向いて世界を変えていこうとする熱い思いが感じられ、審査をしている私たち自身が勇気づけられる思いでした。
特に、金賞を受賞された小林羽衣さんの作品は、社会全体の在り方に対する願いと、その社会を自らが作り上げていくという強い意志が感じられる文章でした。そして、そのような思いを抱くに至った経緯について医療用語などを交えて的確に述べられており、全体的に文体も整っていてとても優れた作品となっています。「わたしの夢」というテーマですが、「社会の夢」でもあるように感じました。
最後になりましたが、様々な視点で「夢」を描いてくれた皆さん、ありがとうございました。学校全体として本コンクールに取り組んでいただいているところもあり、この場を借りて感謝申し上げます。
選考の結果、各賞は以下の通り決定しました。
受賞者
賞 | 学校名・学年 | 作文のタイトル |
---|---|---|
姓名 | ||
金賞 | 慶應義塾女子高等学校 1年 | 誰もが自分の「生」を肯定できる社会に 【本文はこちらに掲載】 |
小林羽衣 | ||
銀賞 | 江戸川学園取手高等学校 1年 | 自分にできることを全力で |
楳森愛久 | ||
青丘学院つくば高等学校 2年 | スタートラインは違っても着地は同じ | |
金柰賢 | ||
江戸川学園取手高等学校 2年 | 誠実に生きてこそ掴める夢 | |
柴原有未 | ||
銅賞 | 慶應義塾女子高等学校 1年 | 人の特異性を活かした医療の追求 |
甲斐侑希 | ||
江戸川学園取手高等学校 1年 | 障がいとともに | |
佐々木こころ | ||
慶應義塾女子高等学校 2年 | 人の距離 | |
塩崎碧子 | ||
慶應義塾女子高等学校 1年 | 「私の将来像」 | |
鈴川桃々 | ||
慶應義塾女子高等学校 1年 | 損傷した細胞や神経を再生したい | |
野田純令 | ||
三重県立四日市高等学校 1年 | コロナが教えてくれた、未来の医療のかたち | |
平松なつみ |