第43回日本血栓止血学会学術集会

ご挨拶

第43回日本血栓止血学会学術集会
会長 浅田 祐士郎
(宮崎大学医学部 病理学講座構造機能病態学分野 教授)

会長 浅田祐士郎

皆様におかれましては、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響に伴い、連日、厳しい業務を送られておられることと存じます。日々、最前線で尽力されている皆様に、心から敬意を表するとともに、深く感謝を申し上げます。

この度、第43回日本血栓止血学会学術集会は2021年5月27日(木)~29日(土)に宮崎市で開催させていただく予定でしたが、感染状況が落ち着かないため、2021年5月28日(金)~31日(月)に完全WEB形式にて開催することといたしました。
九州での担当は、第33回で丸山征郎先生(鹿児島大学)が主催されて以来で10年ぶりとなります。また九州ではこれまでに5回開催されていますが、宮崎での担当は今回が初めてとなります。大変光栄に存じますとともに、会員の皆様に心より感謝申し上げます。

本学術集会は、生理学、生化学、薬理学、分子生物学などの基礎領域と、内科、外科、産婦人科、救急医療、整形外科などの臨床領域の研究者が一同に会し、血栓止血学の最新の研究成果について意見を交換する場になっています。近年の生化学、分子生物学を中心とした基礎研究の発展は目覚ましく、創薬や臨床研究の展開に繋がってきています。一方で、病理学領域では血栓止血学の研究者は非常に少なく、今回病理学講座が主催させていただくにあたり、本学術集会のテーマを「病理から挑む血栓止血学」としました。会長シンポジウムでは人体病理を中心とした動脈・静脈血栓症の病理を企画しました。また特別講演1には、血管病理学研究で高名な米国ワシントン大学病理学講座Karin Bornfeldt教授に、糖尿病における動脈硬化・血栓症について、特別講演2では、本邦の循環器疾患臨床研究の第一人者である国立循環器病研究センター 小川久雄理事長(現 熊本大学長)に、日本における抗血栓療法のエビデンスについてご講演いただきます。またCOVID-19の血栓症発症リスクと対応につきまして、2020年5月に本学会から警鐘と提言がなされておりますが、その後のエビデンスを踏まえた特別企画を組ませていただきました。その他、例年通り、教育講演、学術推進(SPC)シンポジウム、ジョイントシンポジウム、企業共催シンポジウムなどを企画し、血栓止血学に関する最新の話題を討論いただけるように準備しておりますので、多くの先生方のご参加と視聴をお願い申し上げます。

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の収束がまだみえない状況ではありますが、感染が一日も早く終息することを願っております。

2021年4月

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