会長挨拶
第59回日本小児循環器学会総会・学術集会
会長 鈴木 孝明
(埼玉医科大学国際医療センター
心臓病センター長・小児心臓外科教授)
第59回日本小児循環器学会総会・学術集会(パシフィコ横浜ノース、神奈川県横浜市)を開催させていただく機会を頂きましたことは大変な栄誉であり、会員の皆様に心より感謝申し上げます。初夏の訪れとともにいよいよ完全対面での総会・学術集会の開催です。久しぶりに全国の会員の皆様と直接お会いできるのが楽しみです。
第59回学術集会メインテーマ
小児の循環器疾患に対する治療に携わるわれわれ医療者は、先天性心疾患をはじめとした循環器病を持つ患者さんたちを「永続的に、調和をもって支える」ことが重要であることを再認識するべく「Perpetual Harmony behind the Smile」をメインテーマとして掲げました。生まれてから成長し成人期に至るまで、患者さんとその保護者の方々に継続的に医療は提供されるべきであり、また多岐にわたる医療者の役割を結集し調和をもって患者さんひとりひとりの人生を支えて行くべきであると考えます。これらの思いを学術集会ポスターにも込めております。
学術プログラム
主題セッションでは学会長期企画12セッション、学会単発企画7セッションに加え、会長要望10セッションを企画させていただきました。委員会企画につきましては10セッションが企画され、いずれも現在の小児循環器学会を取り囲む様々な状況の変化に対してUp-to-Dateな内容となっております。海外学会を含む例年通りのジョイントセッションに加え、今回は日本肝臓病学会、日本成人先天性心疾患学会、日本小児循環器学会の三学会によるジョイントセッション「FALD Up-to-date」も企画していただきました。また今回のメインテーマに沿った形で、多領域・多職種によるセッションも11となりました。その他充実した教育講演、招請講演も予定しております。海外からの招聘者も12名となりました。お一人を除きみなさん横浜の会場にお越しいただきます。
また、二日目と三日目には私がMeeting Presidentを務めさせていただきます、Asian Association for Pediatric and Congenital Heart Surgery (AAPCHS)の第三回学術集会をconjoint meetingとして開催いたします。アジアを代表する小児心臓外科医が多数参加します。こちらもお楽しみいただければと思います。
特別講演
今回は特別企画として、来年のパリ五輪ゴルフ日本代表監督であるプロゴルファーの丸山茂樹様と、丸山プロの帯同キャディーとして米国PGAツアーに参戦されていた杉澤伸章様をお招きして、世界で勝つための条件についてトークを繰り広げていただきます。ご自身も大学ゴルフ部で活躍されたフリーアナウンサーの山下美穂子様に聞き手をお願いしてショーを盛り上げていただく予定です。どうぞお楽しみに。
今回は完全対面での現地開催となります。旧交を温める絶好の機会となるはずです。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。初日の夜は80年代をテーマにした懇親会も準備しております。多くの皆様に直接横浜でお会い出来ることをとても楽しみにしております。
2023年6月吉日