第54回日本口腔インプラント学会学術大会 開催報告
第54回公益社団法人 日本口腔インプラント学会学術大会
大会長 阪本 貴司
第54回学術大会を2024年11月1日・2日・3日に国立京都国際会館にて開催しました。異例の台風接近もあり、1日の午後から2日の夕方までは雨の中の開催となりました。そのような天候の中、多くの先生方に参加いただきました。1日の専門医教育講座はサテライト会場までも満席になり、3日の歯科衛生士教育講座においても予想以上に参加者が多く、窮屈な中での聴講となりました。先生方にはご迷惑をおかけしました。開会式後の表彰式では、本年度ご活躍またご貢献された先生方の表彰式が開催されました。大会期間中は、多くの企業様から協賛を頂きましたが、優秀ポスター発表賞、優秀歯科衛生士発表賞、国際誌優秀論文賞には、毎年協力企業から協賛を頂いています(開会式、表彰式、各種教育講座写真参照)。
企業展示においては、お申込みいただいたすべての企業にご出展頂きましたが、当初予測した人の流れと違った場所もあり、一部の企業様にはご不満もあったかと存じます。改めてお詫び申し上げます。
今回、情報交換会を初めて野外で開催しました。夕方まで降っていた雨も開催2時間前に止むという幸運に恵まれ、予定通り会館中庭の野外で設営することが出来ました。雨上がりの爽やかな澄み切った空気の中、秋の京都を堪能いただけたかと思います。情報交換会には、1,000人の参加申し込みを頂きましたが、野外という事もあり、目立った混雑もなく楽しい時間を皆様と過ごすことが出来ました(情報交換会写真参照)。
市民公開講座には、ジョージア出身の元大関の栃ノ心関(レヴァン・ゴルガゼ氏)に講演を依頼しました。栃ノ心関は歯科技工士資格も取得されており、我々の仕事と相通じる部分もあります。お会いした感想は、土俵とは違った穏やかな人柄で、女性への気づかいも細やかな、大変紳士な方でした。対談形式の講演は、笑いあり感動ありの素晴らしい公開講座でした(市民公開講座写真)。
この他、大会期間中には特別講演、特別シンポジウム、各種シンポジウム、バックツーザベーシック、教育講座、委員会セミナーなどを開催しましたが、多くの会場は満席で素晴らしい内容であったと聞いています。ご講演頂きました演者の皆さま、座長および企画者の先生方、ありがとうございました(各種シンポジウム、委員会セミナーほか写真)。
また一般発表およびポスター発表にも多くの演題登録を頂きました。ポスター発表は、3会場で2日間に分けて開催しましたが、入場者が多く、どの会場も混雑し座長および演者の皆さまにはご不便をおかけしました(ポスター会場写真)。
会場前広場には、クレープ販売のキッチンカーを準備しました。2日は雨でしたが3日は晴天となり、多くの皆様にご利用頂きました(会場外写真)。
本学術大会開催は54回目となりますが、京都での開催は初めてでした。インバウンドの増加、NHK大河ドラマの時代背景もあり、交通機関やホテルは大変混雑したと聞いています。そのような中、京都が一番美しいこの時期に開催できましたことは嬉しい限りです。1日の拡大理事懇談会を鎌倉時代に建立された建仁寺で開催出来たことも京都開催の賜物です。
京都国際会館前の広場や中庭からは、比叡山や寝子山などの京都の山並みも眺めることができました。京都の風景を描いた顔出しパネルの前では写真撮影をされる先生方も多くいらっしゃいました(野外景色、大会顔出しパネル写真)。
医局や医院のスタッフ、同僚らとご参加いただきました会員の皆さまには、本大会はどのように感じられましたでしょうか。WEB開催では出来なかった会場での活発なディスカッション、フェイスツーフェイスでの恩師、同僚、友人、光る君らとの語らいは出来ましたでしょうか。最後になりますが、本大会にご参加いただきましたすべての方に改めて感謝申し上げるとともに、数々の不手際をお許しいただきたいと思います。ありがとうございました。
会員参加者 5,170人、専門医教育講座 2,100人、専門歯科衛生士教育講座 840人、専門歯科技工士教育講座 157人、協賛企業116社 840人、託児所利用者44人