第3回日本フットケア・足病医学会年次学術集会
会長 田中 康仁
奈良県立医科大学 整形外科 教授
第3回日本フットケア・足病医学会年次学術集会
副会長 石澤 美保子
奈良県立医科大学医学部看護学科 成人急性期看護学 教授
第3回日本フットケア・足病医学会年次学術集会を令和 5 年 2 月11 日(土)~12日(日)の2日間にわたり、奈良市の なら100 年会館 ならびに ホテル日航奈良 で開催させていただきます。
本会は日本フットケア学会と日本下肢救済足病学会が合併してから3回目の学術集会になります。それぞれの学会の得意としているところが統合され、更に大きな学会になってまいりました。
今回のテーマは「New Horizon 足の新時代へ」とさせていただきました。フットケアには多くの診療科が関与しており、まさに学際的な領域であります。本学会は包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)に対する下肢救済ならびに創傷ケア、糖尿病の領域が主な研究分野であります。しかし、フットケアを考えるときに、足の機能も非常に重要なテーマの一つであります。今回は整形外科医が会長として学会を担当させていただくことになり、機能的な足を取り戻すにはどのようにしたらいいのか、深く追求していきたいと考えております。また、足には外反母趾をはじめ多くの整形外科的な疾病があり、さらに関節リウマチの高罹患部位でもあります。フットケアを担う方々にとり、様々な足部疾患に対応できる知識は必須であります。靴、装具や靴下などで機能を補助するアイテムも数多くありますので、これらを駆使してフットケアの実践を勉強していただける場となればと考えております。
また副会長は創傷のケアを専門としており、本会の特徴であります、より実践的なフットケア技術を習得できるように、様々な企画を考えております。是非ご期待ください。
奈良の2月は本当に静かな時期であり、冬ならではの荘厳な風情をお楽しみいただければ幸甚に存じます。多くの方々のご来寧を、一同お待ち申し上げております。