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会期:2020年9月26日(土)・27日(日) 会長:荻野 均(東京医科大学 心臓血管外科)

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会長挨拶

第5回日本肺高血圧・肺循環学会学術集会
開催のご挨拶

会長:荻野 均

第5回日本肺高血圧・肺循環学会学術集会
会長 荻野 均
(東京医科大学 心臓血管外科)

この度、第5回日本肺高血圧・肺循環学会学術集会を、2020年9月26日(土)・27日(日)の2日間、オリンピック後の興奮冷めやらぬ東京(西新宿、京王プラザホテル)において開催させていただきます。基礎から臨床まで幅広く専門家が集結し肺高血圧・肺循環について熱く議論する本学術集会を開催させていただきますことに、責任の重さを感じるとともに大変光栄なことと、会員の皆様方には深く感謝申し上げます。テーマは、オリンピック開催年にちなんで「Pulmonary Hypertension Olympiad」させていただきました。内容的にも、国内だけに留まらず海外からのエキスパートを交えた国際的レベルのディスカッション、近年、重要視されている診療科や職種の垣根を越えたチーム医療とダイバーシティー討論、次世代への知識・技術の伝承、英語の多用など、オリンピック開催年の学術集会に相応しい企画を考えています。同時に、早い時期からWEBで学術集会情報を提携し、学術集会においてもネット環境整備による壇上と会場の距離感をなくしたディスカッションなど、近未来の学術集会を予感させる内容を予定しております。

私と肺高血圧の出逢いは、1982年の神戸中央市民病院胸部心臓血管外科研修医時代に始まります。多くが先天性心疾患や僧帽弁狭窄症に伴うもので、時にEisenmenger症候群に出くわし、国内では治療の限界を感じる日々でした。ただ海外においては、既に心肺同時移植が開始されており、その希望を持って1992年に英国に留学。そこでは日常化した心・肺・心肺移植が展開されており、その臨床に携わる機会を得ました。しかしながら、本格的に外科医として肺高血圧と向き合いましたのは、2000年、国立循環器病研究センターでのIV群のCTEPHに対する外科治療(PEA)からです。それ以降、数少ないPEA surgeonとして、微力ではありますが、本邦のCTEPH診療の向上に尽力して参りました。その20年の経験のなか、新規薬物治療や国産発と言えるバルーン肺動脈拡張術(BPA)が登場し、三者を合わせた集学的チーム医療の重要性を実体験しております。2020年6月にInternational CTEPH Conference2020がドイツで開催予定であり、そのICA主要メンバーを招聘したジョイントミーティングを、本学術集会前日の9月25日(金)に東京医科大学病院講堂で同時期開催予定としております。

ダイバーシティーを基本理念とする本学術集会の成り立ちからとは言え、外科医としてはじめて開催させていただく学術集会であります。主題である肺高血圧の基礎から臨床、特に内科的側面も十二分にカバーできますよう、副会長として、国立循環器研究センター大郷 剛先生、岡山医療センター小川愛子先生、国際医療福祉大学田村雄一先生、そして事務局長として山下 淳先生と、まさにダイバーシティー、チーム体制で、本学術集会を実り多きものにする所存でおります。

オリンピック開催直後の2020年9月、華々しい発展を遂げる東京の新都心において、本邦の肺高血圧治療の近未来について熱く語っていただきますよう、より多くの演題応募、ご参加を期待しております。「頑張れ、ニッポン!」

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