会長ご挨拶
第51回日本臓器保存生物医学会学術集会
会長 河地 茂行
東京医科大学八王子医療センター 副院長
消化器外科・移植外科学分野 主任教授
一般社団法人 日本臓器保存生物医学会 副理事長
会長 河地 茂行
東京医科大学八王子医療センター 副院長
消化器外科・移植外科学分野 主任教授
一般社団法人 日本臓器保存生物医学会 副理事長
この度、第51回日本臓器保存生物医学会学術集会を東京都八王子市の「東京たま未来メッセ」にて、2025年11月7日(金)、8日(土)の2日間の日程で開催することになりました。
本学会は、臓器移植・臓器保存のみならず、臓器生物学全般を対象とした研究会として昭和49年(1974年)に発足しました。1993年5月より外科学・移植医学のみならず、基礎医学、工学、薬学、生命科学など広範な分野の学問が加わって「日本臓器保存生物医学会」に昇格し、現在の形となりました。
私が本会に出席したのは、東京医科大学八王子医療センターに赴任した2012年からで、2013年11月に私の前任である島津元秀先生が第40回学術集会の会長を努められ、本会と深く関わることになりました。私の主宰する消化器外科・移植外科学分野は小﨑正巳先生が拓かれた外科学第五講座の流れを汲んでおり、浅学非才の新参者が会長を任された事は、八王子医療センターの先輩方が築いた歴史の賜物であると心より感謝しております。
今回の学術集会のテーマは「次の半世紀に向けた学際的チームによる臓器保存生物学の展開」とさせて頂きました。本学会の特徴は“学際”につきると思っております。普段参加する学会ではお会いできない学問分野の研究者が、臓器保存・臓器生物学というカテゴリーの中、多彩な研究発表を繰り広げる他に類を見ない学会です。第51回を迎え、100回に向けた様々な展開を議論する学際色豊かな集会にしたいと思います。多くの医師、看護師、薬剤師、検査技師、移植コーディネーター、大学院生、学生の皆様に集まっていただき、熱い議論だけでなく、我々の地元八王子も楽しんでいただきたいと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。