ご挨拶

第50回日本神経放射線学会 会長
三木幸雄

大阪市立大学大学院医学研究科
放射線診断学・IVR学教室



2021年2月11日(木・祝)~ 13日(土)の3日間、大阪市中央公会堂にて第50回日本神経放射線学会を開催させていただきます。

 神経放射線は、脳を含めた神経系の画像診断を主に扱う分野です。脳は非常に複雑な構造かつ非常に高度な機能を持ち、人を人たらしめている臓器ですが、病気の種類が最も多い臓器でもあります。神経放射線は、その、脳の内部を手に取るように観察し病気の診断・治療をすることができる、エキサイティングな学問分野です。放射線科医のみならず、脳神経外科医や脳神経内科医の出席が多いのも本学会の特徴です。

 今回は第50回であり、そのような大きな節目の大会を主催させていただくことを大変光栄に存じております。学会のテーマを「半世紀の歩み。そして明日へ。」といたしました。

会場の大阪市中央公会堂は国の重要文化財で、アインシュタイン、ヘレン・ケラー、ガガーリン、ゴルバチョフら歴史的人物が講演した建物であり、市の中心にあり様々な場所へのアクセスの良い場所にあります。多くの方に楽しんでいただけるよう、50周年を記念する事業をいくつか考えており、シンポジウムなども充実させようと思っております。

 残念ながら、島根県松江市で予定されていた第49回大会は、新型コロナウイルス禍のため会場での開催は中止となりました。第49回大会ではすばらしい企画がいくつも予定されており、本当に残念でした。第50回大会は無事に開催でき、元気な皆様にお目にかかれることを祈念しております。