第29回日本災害医学会総会・学術集会

ご挨拶

会長 髙階謙一郎

第29回日本災害医学会総会・学術集会
会長 髙階 謙一郎
(京都第一赤十字病院院長特任補佐
救命救急センター・基幹災害医療センター長)

謹啓

時下、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

この度、2024年2月22日(木)〜24日(土)の3日間にわたり、京都市のみやこめっせ(京都市勧業館)におきまして、第29回日本災害医学会総会・学術集会を開催することになりました。

日本災害医学会は、1995年日本集団災害医療研究会として発足し、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件などの災害発生を通して浮き彫りにされた問題点を解決すべく、医療関係者だけでなく消防、防災行政、研究者などの多領域の研究者が集結し災害医学・災害医療に関して協議してきました。

2000年より日本集団災害医学会、2018年からは現在の日本災害医学会と名称変更し、現在5,000名以上の会員を有するまで発展しています。その間、東日本大震災をはじめとする数多くの自然災害や新型コロナウィルスなどの感染症対応においても、現場から対策本部活動だけでなく、福祉・保健連携を図りながら対応にあたってきました。その多くの経験の中で得られた知識・技術を共有し、さらなる発展が必要だと感じています。

今回、本学会のテーマを「叡智の結集」としました。各機関・団体が京都の地に一堂に会し、災害医療にかかわる叡智を結集し、災害医療体制のさらなる向上を目指したいと考えています。

日本災害医学会の29年の歴史の中で、初めての京都開催となります。副会長には京都第一赤十字病院の池田栄人先生、京都府医師会の松井道宣会長の2名にお勤めいただき、強力な支援をいただきながら超急性期から復旧復興、医療から保健福祉までの幅広い災害医療対応について議論を行っていく予定です。

多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

謹白

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