第12回日本Acute Care Surgery学会学術集会は、お蔭をもちまして盛会のうちに終了することができました。
皆様のご協力とご支援に心より厚く御礼申し上げます。

本学会員の皆様へ

皆様におかれましては、新型コロナウィルス感染症（COVID-19）の感染再拡⼤に伴い、連⽇、厳しい業務を送られておられることと存じます。
日々、最前線で尽⼒されている医療従事者の皆様に、心から敬意を表するとともに、深く感謝を申し上げます。

第12回⽇本Acute Care Surgery学会は、2021年4⽉22⽇（⽊）・23⽇（⾦）に現地とオンライン（LIVE配信）でのハイブリッドにて開催を行うべく準備を進めて参りました。しかし、3月下旬から全国の感染状況は急速に悪化の傾向にあり、特に関西圏、宮城県における感染再拡大は急速で、「まん延防止等重点措置」が発令されることが決まりました。このまま拡大を続けると、会期中となる4月22日には相当数の新規患者が出るとの予測もされています。3月上旬の状況からは徐々に患者数も減少し、4月の会期中には落ちついていると考えておりましたが、当初予想よりもかなり速いスピードで再感染が拡大しているようです。このような状況下で多くの皆様にお集まりいただき学会を開催することは差し控えるべきであろうと判断いたしました。

このような状況を勘案し、大変残念ではありますが、本学術集会は「完全web」での開催形式へと変更することといたしました。本学会員並びにご参加を予定されておられました全ての皆様には、会期直前での開催形式変更となり大変ご迷惑をおかけすることとなりますが、何卒この状況をご理解賜りたく存じます。

完全web形式へと変更いたしますが、学会の内容はハイブリッド形式と変わりないプログラムですすめて参りたいと考えております。活発な御議論をいただけるようスタッフ一同準備に邁進して参ります。
何卒この状況をご理解頂き、本学会開催にお⼒添えの程をよろしくお願い申し上げます。
コロナに負けることなく、Acute Care Surgeryの進歩を止めない、そしてこれを科学のレベルに高めていく本学会のテーマに見合った活発な御議論を頂きますようご協力のほどお願い申し上げます。

第12回日本Acute Care Surgery学会
会長　渡部広明