第80回日本医学放射線学会総会

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会長挨拶

会長:富山憲幸

第80回日本医学放射線学会総会は、2021年4月15日(木)~18日(日)の4日間、パシフィコ横浜にて、第77回日本放射線技術学会総会学術大会、第121回日本医学物理学会学術大会および国際医用画像総合展(ITEM 2021)との合同で、JRC2021として開催いたします。2019年12月に中国武漢から発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は瞬く間に世界中に広がり、2020年3月11日には世界保健機関(WHO)がパンデミックを宣言しました。日本はもとより世界中でCOVID-19によって経済や日常生活に多大な影響が及んでいます。これまで、ほとんどの学会・研究会が延期や中止となるなど、研究・教育・診療活動においても大きな支障をきたしています。緊急事態宣言解除後、一旦落ち着いた感染者数が再び増加しており、一日も早い事態の収拾を願わずにはいられません。このような状況の中、コロナ時代に対応した学会開催が求められています。JRC2020はWeb開催となり、青木会長をはじめ関係者の方々のご尽力で新しい形の素晴らしい総会となりました。JRC2021に関しましてはJRC4団体の関係者で何回も検討を重ね、パシフィコ横浜での開催を決定しました。On-Siteの必要性とOn-lineの利便性を取り入れ、Hybrid形式といたします。教育講演などのレクチャはOn-lineで十分対応できますが、研究発表での深い議論はやはりOn-Siteが適していると思います。今回の日本医学放射線学会総会は第80回という一つの区切りとなります。このことを鑑み、開催テーマを“先人たちの功績とその先へ”(Milestones and Beyond)といたしました。私たちが今前へ進み続けることができるのは、先人たちの努力や功績のお陰であり、この功績をより発展させて後の世代に引き継ぐ責務があることを再認識したいと考えました。80周年の記念行事も企画しております。楽しみにしてください。

また、18th Asian Oceanian Congress of Radiology(AOCR)を同日程でパシフィコ横浜ノースにて併催いたします。パシフィコ横浜ノースはパシフィコ横浜に隣接して建設された新しい建物です。総会の参加登録者はAOCRの方にも参加可能ですので、是非皆様に足を運んでいただければと思います。2021年はAOCRの開催母体でありますAsian Oceanian Society of Radiology(AOSR)の設立50周年にあたります。このような記念すべき年に両学術総会の会長を拝命でき、とても光栄です。

3密を避けるなどコロナ対策は万全を期する所存です。多くの方々のご参加を心からお待ちしております。

富山憲幸

第80回日本医学放射線学会総会 会長 富山 憲幸
大阪大学大学院医学系研究科 放射線医学 教授

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