会長挨拶

会長:秋山治彦

第40回日本骨代謝学会学術集会
会長 秋山 治彦
(国立大学法人東海国立大学機構
岐阜大学大学院医学系研究科
整形外科学)

このたびは第40回日本骨代謝学会学術集会を岐阜市で開催させていただくこととなりました。身に余る光栄に存じますとともに、関係の皆様のご支援、ご協力に重ねて心より感謝申し上げます。3年間続いておりました日本骨粗鬆症学会との合同開催が一旦終了いたしまして、本大会は日本骨代謝学会単独で2022年7月22日~23日の2日間、長良川国際会議場・都ホテル 岐阜長良川での開催とさせていただき、骨代謝研究の基礎研究、臨床での応用の現在と将来を見つめることができる学術集会にすべく、企画いたしました。

本学術集会のテーマは“骨代謝で「鵜の目鷹の目」”とさせていただきました。ご存知の方もおられると思いますが、岐阜市は1300年以上継承されております長良川鵜飼が毎年5月11日から10月15日まで行われております。この長良川での鵜飼は観光鵜飼の位置付けではなく、日本で唯一の皇室御用鵜飼で、現在の鵜匠は宮内庁式部の職名を有しておられ、岐阜市の6人の鵜匠は代々世襲されております。鵜飼は、装束を身に纏った鵜匠が、10羽ほどの手縄の鵜を操りながら、鵜舟の舟首の松割木の篝火の明かりに驚いた鮎を捕まえながら長良川を下ります。最後に行われます総がらみは壮大で、かつ幻想的です。鵜が含まれることわざや慣用句はいくつもご存知と思いますが、その一つが「鵜の目鷹の目」です。鵜や鷹が獲物を狙うときのような鋭い目つきや熱心にものを探し出そうとする様子、を意味することわざで、古くは室町時代の玉塵抄の中にも記述を見出せます。目ぢからに溢れた鋭い目つきで集中して骨代謝領域の原理を探し求め、研究者の研究欲を満たしていただきたいと考え、このテーマといたしました。現在の日本骨代謝学会は、骨・軟骨・筋肉・腱など運動器全体の研究をカバーしています。多くの骨粗鬆症薬が世に出てきましたが、脆弱性骨折、関節症、サルコペニアを始めとする多くの疾患は未だ治療法が確立されておらず、医学的にも社会的にも大変大きなニーズとなっております。本学術集会では、日本骨代謝学会としてのこれからの基礎研究及び臨床研究の発展の場となるべく、一般講演、シンポジウム、あり方委員会企画、Meet the Expert、招待講演、企業共催セミナーなど濃密に多彩な企画を予定したいと思います。

節目の第40回学術集会で参加者の皆さまにとって有意義な学術集会となるよう、鋭意、準備を進めております。多くの先生方のご参加を心よりお待ち申し上げます。

事務局

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