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 この度2022年6月3日（金）～4日（土）に宮城県仙台市におきまして、第119回東北整形災害外科学会を東北医科薬科大学が担当し開催いたします。2016年に開設されました当教室にとっては初めての学会開催となります。本医学部はこの春に第1期生が卒業しました。医学部として完成年度を迎えた年に本学会を担当させていただくことを大変光栄に存じます。

 幸い現在のところ新型コロナウイルス感染症の流行は落ち着いています。この感染症は私たちに大きな影響を与えております。学会に関しては、一時期ほとんどがオンラインで行われるようになりました。オンラインで学術的な知識は手に入りますが、参加者どうしの交流で得られるプラスαのきづきや研究・診療に対するtipsを得ることが難しくなりました。今年も残念ながらスポーツ大会、居酒屋検討会は行えません。一方、オンラインの良いところが分かりました。東北、新潟地区は広大で、他の地域のように短時間の移動で学会に参加することがままなりません。これまで参加しづらかった学会にオンラインでは簡単に参加できます。そこで、本学会では現地参加を基本とし、現地に行けない会員も参加できるようにオンラインの中継を行うハイブリッド型で開催いたします。

 本学会では特別講演で国分正一名誉教授、藤哲名誉教授のお二人のレジェンドから若手整形外科へのメッセージをいただきます。教育研修講演6講演、スポンサードセミナー9講演、シンポジウム4つを企画しています。本学会は東北地方の若手整形外科のデビューの場とされてきました。若手症例報告セッションには29演題の応募をいただきました。また、若手English Award Session、学生セッションを企画しました。それぞれ優秀演題賞を設けています。コロナを打ち負かす気概を込めた若手整形外科医の熱心な発表を期待しています。

 少数精鋭の教室員とともに実りある学会にすべく準備を進めてまいりました。ぜひとも皆さまのご参加をお持ちしています。