
(東京女子医科大学 外科学講座 消化管外科学分野)
このたび、第39回日本内視鏡外科学会総会ならびに第22回世界内視鏡外科学会(WCES)を、2026年9月2日(水)から9月5日(土)までの4日間、パシフィコ横浜にて開催させていただく運びとなりました。このような栄誉ある機会をいただきましたこと、関係各位の皆様に心より御礼申し上げます。
WCESの日本開催は、2008年に北野正剛先生が第11回大会を主催されて以来となります。JSESは世界最大級の内視鏡外科学会であり、今回はホスト国として、世界中から外科医をはじめとする多くのメディカルスタッフをお迎えする国際学術集会となります。学術的な議論・学びの場であると同時に、国際的な交流と親睦の場ともなるよう、東京女子医科大学をあげて準備を進めてまいります。
今回のテーマは「挑戦と成長:Challenge and Growth, pioneering new horizons」といたしました。内視鏡外科は、外科手術の在り方を大きく変革してきました。低侵襲手術の確立に向け、時には周囲の反発を受けながらも、絶え間ない挑戦と努力、そして創意工夫を積み重ねてきた歩みの上に、現在の技術と成果があります。近年ではロボット支援手術の導入が進み、より繊細で正確な手術が求められる時代に入っています。本総会を通じて、これまでの治療成績や経験、課題を振り返りつつ、新たな技術や方法論を共有・提案し、内視鏡外科のさらなる進化と発展につなげていければと考えております。
今回はWCESとの共催により、多くの主題セッションが英語での実施となり、スライドもすべて英語で作成していただく予定です。英語での発表に不慣れな方もいらっしゃるかと思いますが、ぜひ挑戦していただければ幸いです。海外の参加者の多くが、日本の外科医療の現状や取り組みに強い関心を寄せており、そこから新たな友人や交流が生まれ、将来的な訪問や共同研究につながることもあるかもしれません。国際的なつながりは、皆様にとっても大きな刺激となることでしょう。
本大会は、例年よりも早い9月の開催となります。ご多忙の時期とは存じますが、皆様のご協力とご支援を賜り、日本の内視鏡外科の力強い発信の場となることを願っております。日本開催の成功に向け、何卒よろしくお願い申し上げます。

(大分大学医学部 消化器・小児外科学講座)
この度、2026年9月にパシフィコ横浜にて開催される第39回日本内視鏡外科学会総会および第22回世界内視鏡外科学会(WCES 2026)にて、副会長を務めさせていただくことを、大変光栄に感じています。山口茂樹会長を全力で支援し、2008年の前回大会(北野正剛会長)での事務局長を務めた経験を活かし、日本で3回目の開催となるこの学会の成功に、しっかり貢献したいと思います。
この大会の特色は、日本内視鏡外科学会(JSES)がホストを務め、IFSES(世界内視鏡外科連盟)に加盟する各国の学会から、多くの外科医、メディカルスタッフ、研究者、そして企業の皆様が集う国際的な舞台です。「Challenge and Growth: Pioneering New Horizons in Endoscopic Surgery」のテーマのもと、世界中の仲間とともに、内視鏡外科の未来を語り合える価値ある機会となることを、確信しています。
2026年9月、横浜の地で、皆様とお会いできることを心より楽しみにしております。


