〒980-0824
宮城県仙台市青葉区支倉町4-34 丸金ビル6階
TEL:022-722-1311 FAX:022-722-1178
第74回日本酸化ストレス学会・第21回日本NO学会合同学術集会開催にあたって
山形大学大学院医学系研究科生化学分子生物学
藤井 順逸
『第74回日本酸化ストレス学会・第21回日本NO学会 合同学術集会』については、2021年5月19日(水)と20日(木)の両日に仙台市・仙台国際センターを会場としての開催を予定していましたが、COVID-19感染の収束が見通せない中、諸事情を勘案した上で、この度は現地開催を断念しLive-Web開催とすることに致しました。日本酸化ストレス学会学術集会主催者を代表して、開催形態の変更についてご報告させていただきます。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
現地でのご講演・ご発表はかないませんが、本合同学術集会では、特別講演・シンポジウム・各種受賞講演・一般演題・ポスター発表・セミナーなどを予定していますので、多くの会員の皆様にご発表いただき、情報収集の機会としてお役立ていただきますよう、お願い申し上げます。特別講演では、酸化ストレス防御とレドックス応答の中枢を担う転写制御機構であるKEAP1-NRF2系に関する研究の先駆者として世界をリードし、本学会にも多大のご貢献をいただいている山本雅之先生にご講演を賜ります。また、2020年に発足した若手の会を中心に企画いただいているシンポジウムでは、本会の将来を担う若手のエネルギー溢れる内容となることが期待されます。
残念ながら前年度の合同学術集会に続く二年連続のWeb開催となりますが、特別プログラムに加えて、演題登録された一般口演・ポスター発表につきましてもすべてご発表いただく予定です。登録時に選択いただきました演題については、予定通り優秀発表賞の選考を行います。発表方法などの詳細につきましては、改めてホームページ上に掲載させていただきますので、ご参照の上、ご準備ください。
会員の皆様におかれましては、Live-Web開催とはなりますが、日頃の研究成果についてご発表ならびに活発にご討議いただき、本研究領域の一層の発展にご尽力賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
広島大学原爆放射線医学研究所 教授/
広島大学病院未来医療センター センター長
東 幸仁
この度、第21回日本NO学会学術集会を第74回日本酸化ストレス学会との合同で、2021年5月19日(水)、20日(木)で開催させていただくことになりました。昨年に引き続きまして合同開催となります。伝統ある日本NO学会の会長を務めさせて頂きますことを大変光栄に存じております。
1980年に、Furchigottらが、血管内皮依存性拡張物質の存在を報告して以来、40年が経過し、NO研究に関する大変多くの基礎的、臨床的知見が集積しております。最近は、NO研究に関する新たな発見もあり、さらなる研究の進展も期待されております。日本NO学会が、我が国のみならず、世界的にもNO研究にはたした役割は多大なものであるということは議論の余地もありません。
本学術集会は、NO研究に携わる研究者が一堂に会し、基礎研究・臨床研究を発表し議論する場ですが、一方で、若手の医師、研修医、学生らによる参加を通じて、若い才能を育むことも本学会の重要な役割の一つと考えております。NO研究に携わる多種職間で情報を共有し交流を深める場としても大変重要です。
今回のテーマは、合同開催の共通テーマとして、『レドックスバイオロジーが切り開く生命科学の未来』といたしました。プログラムとして、一般演題、Young Investigator’s Award (YIA)セッションに加えまして、特別講演、2つのシンポジウム、若手シンポジウム、ランチョセミナーを企画致しております。NO研究の第一線で御活躍されている著名な講師の先生方に最新の情報を提供いただき、熱いdiscussionができることを期待しております。楽しくて、為になる学会にしたいと思いますので、多くの先生方に御参加いただけますようお願いいたします。大いに学んで議論して頂ければ幸いです。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の収束が見通せない状況続いております。今回の合同学術集会でありますが、ご参加いただきます皆様の健康と安全を第一とする観点から、WEB開催(ライブ)とすることを決定させていただきました。新緑の仙台で、現地開催がかなうことを切望いたしておりましたが、皆様を仙台にお迎えできないのは断腸の思いであります。準備を進めておられた皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますことをお詫び申し上げます。何卒ご理解・ご了承賜りますようよろしくお願い申し上げます。