第38回臨床研修研究会

会期:2020年4月25日(土) 会場:ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター 幹事病院:大阪赤十字病院 会長:坂田隆造

ご挨拶

第38回臨床研修研究会
会長 坂田 隆造
(大阪赤十字病院 院長)
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第38回臨床研修研究会を令和2年4月25日(土曜日)、大阪市で開催します。会場はJR大阪駅直近のコングレコンベンションセンターで、グランフロント大阪北館内にありとても利便性の良い場所ですので多くの先生方の参加をお待ちしております。

医師臨床研修制度は、医師の基本的な診療能力習得を目的に、平成16年度に努力義務から必修化されました。以来、5年ごとに見直し作業が行われてきましたが、令和元年に3度目の見直し作業が完了し、令和2年4月より新たな医師臨床研修制度がスタートします。今回の改定では、1)卒前・卒後の一貫した医師養成、2)到達目標・方略・評価の標準化と明確化、3)臨床研修病院の在り方、4)地域医療の安定的確保への関与、5)その他、として医学基礎研究強化への方策、が示されました。1)については新たに設計された制度に従って研修医の指導に当たることになりますが、一貫性を持たせたとする卒前教育がどのような理念で変革を重ねてきたのかを理解することが「一貫した医師養成制度」に魂を入れる要諦と考えています。同じ視点から、すなわち研修医の育成に関与する臨床研修指定病院の質向上の重要性から、3)の臨床研修病院の在り方についての取り組みが最重点項目と認識しています。

以上のような観点から今回の研究会のメインテーマを「新臨床研修制度の幕開け」とし、シンポジウム1.「新臨床研修制度を基盤とした若手医師の育成」では、大学医学教育責任者である小西靖彦(京都大学)、伊藤俊之(滋賀医科大学)両教授に座長をお願いしました。卒前・卒後の一貫した医師養成について、研究会参加者の理解が深まるような実りある討論を期待しております。

この数年、「日本人の働き方改革」が国家政策の大きなテーマとなっており、一般社会では取っ掛かり的政策が社会実装されつつあります。医師の働き方改革はその特殊性から別枠で議論されてきましたが、診療報酬改定での配慮を前提にアクションの段階に入ろうとしています。このような背景のもと、シンポジウム2.では「臨床現場での研修医の働き方改革」を取り上げました。臨床研修で実績を上げている4病院からそれぞれの取り組みを紹介していただくこととしています。

また一般公募ポスターでは、「新臨床研修制度への取り組みと工夫」をテーマに、臨床研修病院からの実例報告を募集しております。研究会参加者がそれぞれの研修病院の臨床研修制度をブラッシュアップするのに大変参考になると思いますので、多くの施設から奮ってご応募いただけますようお願い申し上げます。

「一年の計は穀を撒くに如かず、十年の計は木を植えるに如かず、百年の計は人を育てるに如かず」は、管仲の言です。人材育成の一端を担うことの任の重さをかみしめ、本研究会が研修病院での研修医育成の一助になることを祈念しつつ準備を進めております。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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