第9回腹腔鏡下胆道手術研究会
Laparoscopic advanced biliary surgery meeting : LABS meeting

当番世話人挨拶

第9回腹腔鏡下胆道手術研究会
開催にあたって


 この度、第9回腹腔鏡下胆道手術研究会の当番世話人を拝命し、第2回長谷川洋先生、第7回堀口明彦先生に次いで、3度目の名古屋での開催をお世話させていただくことになりました。
 腹腔鏡下胆嚢摘出術に始まった腹腔鏡手術も導入から30年近くが経ち、瞬く間に消化管、肝臓、胆道、膵臓領域にも導入され、標準術式として位置づけられるまでに至りました。その後、TANKO手術、Reduced Port Surgeryにより整容性が追及され、腹腔鏡下胆道外科領域では先天性胆道拡張症、膵頭十二指腸切除術が保険収載され今日に至っています。
 また2018年春にはロボット支援下手術が消化器外科領域(食道・胃・直腸)でも保険収載され、ロボット支援下手術を導入する施設数・手術件数とも増加しているようです。これからの令和の時代は消化管のみならず、肝胆膵領域でもロボット支援下手術が主流となる日が到来するのかもしれません。

 本研究会の第1回(徳村弘実代表世話人)・第2回では総胆管結石に対するLCBDEの手術手技を中心に討論が行われましたが、その後回を重ね、先天性胆道拡張症、膵頭十二指腸切除術・胆道再建術、急性胆嚢炎に対するアプローチや手術のタイミング等をテーマに毎回活発な討論が行われていきました。
 まだ寒い2月の開催ではありますが、多くの先生方に名古屋にご参集いただき、活発な討論を交わされることを期待しております。


第9回腹腔鏡下胆道手術研究会
当番世話人  法水 信治
(名古屋第二赤十字病院 一般消化器外科 )