The 30th Congress of Japanese Society for Emergency Medicine

第30回日本臨床救急医学会総会・学術集会

会長挨拶

会長 井上 潤一

第30回日本臨床救急医学会総会・学術集会
会長 井上 潤一
(日本医科大学武蔵小杉病院 救命救急科)

このたび、第30回日本臨床救急医学会総会・学術集会を、2027年7月15日(木)から17日(土)まで、パシフィコ横浜 会議センターにおいて開催させていただくこととなりました。

今回のテーマは、「臨床救急 NEXT ―30年の歩みを礎に、未来を拓く―」としました。本学会は設立以来、臨床の現場に根ざし、医師、看護師、救急救命士、薬剤師、臨床工学技士、診療放射線技師、リハビリテーション職、ソーシャルワーカー、消防・行政関係者など、多職種がともに学び、議論する場として発展してきました。

この30年間で、救急医療を取り巻く環境は大きく変化しました。少子高齢化、地域医療体制の再編、災害や感染症への備え、働き方改革、AIをはじめとする技術革新など、私たちは社会の変化を最前線で受け止めながら、日々、目の前の命と向き合っています。今年も熊本地震や千葉の水害など、自然災害は各地で発生しており、救急医療には平時と有事をつなぐ力もますます求められています。

一方で、救急医療は確実に進歩してきました。病院前救急、ER、集中治療、災害医療、地域連携、多職種協働など、それぞれの現場で積み重ねられた実践に加え、救急医療体制の強化と進化、そして各職種における専門制度の整備による質の担保が、救える命を増やし、支えられる人生を広げてきました。

第30回という節目の本学術集会では、諸先輩方が築かれたこれまでの歩みを振り返りつつ、臨床救急の「これから」を明るく、前向きに語り合う場にしたいと考えています。横浜・みなとみらいの地で、全国の皆さまとお会いできますことを心より楽しみにしております。

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