ご挨拶

第48回日本肥満学会(JASSO)
会長
佐々木 章
岩手医科大学外科学講座 教授
この度、2027年10月2日(土)・3日(日)の2日間にわたり、岩手県盛岡市のキオクシア アイーナおよびマリオスにおきまして、第48回日本肥満学会を第45回日本肥満症治療学会学術集会(会長:横手幸太郎先生)と合同で開催する運びとなりました。伝統ある本学会を担当させていただきますことを大変光栄に存じますとともに、身の引き締まる思いで準備を進めております。
本合同学会のメインテーマは、「知創未踏 ~科学の英知を 患者の未来へ~」といたしました。近年、肥満症をめぐる医療とサイエンスはかつてない劇的な変革期を迎えています。基礎研究における代謝メカニズムの解明、新規肥満症治療薬の登場や、減量・代謝改善手術との併用療法の進展など、肥満症に対する治療アプローチは目覚ましい進化を遂げています。しかしその一方で、依然として解明されていない病態や、医療の届きにくい社会的なスティグマ・健康格差など、私たちが克服すべき未踏の課題は数多く残されています。
外科医として本学会の会長を務めさせていただくにあたり、本テーマには特別な想いを込めました。両学会、そして領域の枠を越えて英知を結集し、新たな知を創出すること。そして、生み出されたすべての科学的成果は単なる学術的追究にとどまらず、肥満症に苦しむ患者さん一人ひとりの健康、ひいては明るい未来と生活の質の向上へと還元されなければならないという確固たる信念です。本学会では、第一線で活躍される研究者・医療従事者による最新のエビデンスの共有はもちろんのこと、多職種連携チーム医療や次世代を担う若手・女性医師・研究者による立案企画、産官学連携セッションなど、多彩で実りあるプログラムを企画いたします。
秋深まるみちのく・盛岡の地で、全国からご参加いただく皆様と熱い議論を交わし、肥満症学の新たな未来を共に拓く契機となることを心より願っております。学術的な議論とともに、美しい紅葉の鑑賞や、豊かな盛岡の食文化の探索もぜひ楽しみにしてお越しいただけますと幸いです。多くの皆様のご参加と温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
