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第75回日本食道学会学術集会

プログラム・日程表

2021年7月現在

日程表(PDF)

プログラム(PDF)

会長講演

理事長講演

特別企画

High-resolution manometryセミナー(基礎から最新の話題)【指定】

食道インピーダンス・pHセミナー(基礎から最新の話題)【指定】

咽喉頭逆流症(LPRD)【指定】

診断・治療に苦慮した食道良性疾患【全指定】

臨床医から病理医への疑問・質問に答える【全指定】

シンポジウム

食道胃接合部癌に対する外科治療【公募】

司会のことば

近年生活の欧米化に伴い食道胃接合部癌が増加している。化学療法、集学的治療においては欧米のエビデンスも外挿できるが、手術に関してはSiewert type2を中心とする我が国では独自の術式を開発してゆかなければならない。手術難易度、短期成績、長期成績など評価を明確にして、アプローチ、切除範囲、リンパ節郭清、再建法など最良の手術について各施設の成績を提示していただきたい。

食道腫瘍に対する内視鏡診療の最前線【公募】

司会のことば

食道癌に対する拡大内視鏡観察やESDが導入されて約20年が経過した。NBIによる早期癌診断の有用性が示され、特殊光観察や拡大観察は広く普及するとともに、超拡大内視鏡による細胞レベルの観察やAIによる診断が検討されている。一方、ESDは粘膜下腫瘍の切除に応用され、さらには他治療との組み合わせでSM癌や全周性病変にも適応されるようになった。本シンポジウムでは、食道腫瘍に対する新たな診断や治療法の成績や新たな工夫に関する研究を広く募集する。新規性の高いものや臨床的意義が期待されるものは少数例の検討も歓迎するため、奮って応募いただきたい。

GERDの診断・病態・治療の最新の知見【公募】

司会のことば

人口の超高齢化やH. pylori感染率の低下を背景にGERD診療の重要性はますます高くなっている。近年、食道インピーダンス・pHモニタリングをはじめとする様々なmodalityの導入によってGERDの詳細な病態把握が可能となってきた。また、P-CABの登場から5年以上経過し、内服治療に関するエビデンスの蓄積と共に薬剤抵抗性GERDに対する外科治療・内視鏡治療にも様々な工夫が行われている。本シンポジウムでは、GERDの診断・病態・治療に関する新たな試みを提示していただき、今後のGERD診療の展望について議論を深めたい。

ビデオシンポジウム

食道癌手術における合理的なリンパ節郭清【公募】

司会のことば

食道癌は頸部・胸部・腹部のリンパ節へ転移を来し、その根治手術には確実なリンパ節郭清が必須です。一方、転移個数は食道癌の予後因子であり、転移の部位によっても郭清の効果が異なります。また術前治療のmodalityや治療効果によってリンパ節郭清範囲を変更すべきか否かについては明らかではありません。本セッションでは転移頻度と短期および長期予後からみた、合理的なリンパ節郭清の手技とその根拠を示していただきたいと思います。

侵襲低減を目指した食道癌手術の取り組み【公募】

司会のことば

食道癌に対する胸腔鏡手術や縦隔鏡手術、ロボット支援下手術のような内視鏡手術は、縦隔リンパ節郭清手技の向上により高い局所制御が期待される一方、術後反回神経麻痺をはじめとする様々な合併症を来すことも少なくない。また手術患者の高齢化に伴い、中長期的なQOLを考慮した術式も求められている。真の侵襲低減とは何かを示していただき、合併症を回避しつつ根治とQOLの両立を目指した低侵襲手術手技の工夫について披瀝いただきたい。

食道良性疾患に対する外科的治療の創意工夫【公募】

司会のことば

外科的治療の対象となる代表的な食道良性疾患には,食道裂孔ヘルニアや逆流性食道炎などのGERD関連疾患,食道アカラシア,食道粘膜下腫瘍,食道憩室などがある。良性疾患に対する外科的治療に求められることは,第一が患者のQOLの向上,症状の改善である。そして安全性が担保されたうえで,低侵襲性と根治性が求められる。さらに術後新たなる愁訴をもたらさないことも重要である。本シンポジウムでは,手術の創意工夫点をビデオでお示し頂き,アウトカムの提示も求めたい。

パネルディスカッション

食道癌手術後再建方法の工夫【公募】

司会のことば

食道癌の治療成績は手術を含む集学的治療により確実に向上してきた。現在は合併症をいかに減らすか、術後のQOLをいかに保つかにも重点が置かれ、再建法についても様々な取り組みがなされている。胃管再建において、胃が再建臓器に使えないときの臓器選択について、縫合不全や吻合部狭窄など合併症を減らす工夫、長期QOLに対する工夫などがあるだろう。再建法につき各施設の手技や成績などを提示していただき、再建法改良の一助となることを期待する。

食道外科専門医取得のための各施設の取り組み【公募】

司会のことば

食道外科専門医は、食道疾患の外科治療において高度かつ専門的な知識と診療技術を持って指導的立場となる者への資格認定として、現在、279名が認定されています。消化器外科専門医の上位にある3階部分の高度専門医であり、認定施設における相当数の手術経験と安全で的確な技術・判断力(ビデオ審査)が求められます。一人でも多くの食道外科専門医を育成する上での各施設の取り組み、症例経験、効果的な手術教育について発表いただきます。

表在食道がんに対する放射線治療の最前線【公募】

司会のことば

放射線治療技術の進化は日進月歩であり、IMRTや粒子線といった先進的な医療技術が食道癌でも使われる場面が多くなってきている。いずれも正常組織への被曝を減らし、病巣に線量を集中できる技術である。全身療法である化学療法や免疫療法が発展してきている現在、放射線治療による局所制御率の向上は食道癌の予後改善やQOL維持にのために大変重要である。IMRTや粒子線と一言で言っても、その中で技術の発展や研究が進んでおり、今回講演でも更に安全性と有効性を高める研究がなされており、更なる治療成績の向上が期待できる発表であった。

好酸球食道炎の病態・診断・治療の最新の知見【公募】

司会のことば

好酸球性食道炎は、つかえ感を主訴とする食道のアレルギー性慢性炎症性疾患で、近年、本邦でも注目され、研究が進められている。症状が確立した状況で発見される欧米に比べ、本邦では、健診で無症候性のものが多く診断され、その結果、症状の有無での検討が可能となっている。また、本症に伴う食道運動異常に関しても研究が進められている。本セッションでは、本邦における好酸球食道炎の病態・診断・治療の最新の知見を討論できる場としたい。

ワークショップ

高齢者における食道癌手術の現状と課題【公募】

司会のことば

社会の高齢化が進み、NCDの食道切除術の患者年齢をみると75歳以上が24.2%、80歳以上に限っても7%を占めている(2019年)。術前全身合併症を伴うことが多い高齢者に対して標準治療がどこまで通用するのか、手術の適応を含めた治療法の選択、術前治療および手術の工夫、周術期の全身管理など、現状の課題と治療戦略を示して頂き、将来に向けた検討や今後の展開も議論したい。

難渋症例の治療戦略:高齢者、重複癌、肝硬変、肺気腫ほか合併食道がん症例に対する工夫【公募】

司会のことば

食道癌手術において術前の併存疾患の数や重症度、年齢、栄養状態は術後合併症発生のリスク因子であり、術後合併症をいかに回避するかは長期予後にも影響する。また、頭頸部癌や胃癌、肺癌などの重複癌を有する症例においては治療の優先順位や術式の選択などに難渋することが多い。本セッションでは、これら難渋症例に対する、併存疾患の重症度評価、手術適応や術式決定、周術期管理などについての独自の工夫や取り組みを紹介いただきたい。食道癌手術において術前の併存疾患の数や重症度、年齢、栄養状態は術後合併症発生のリスク因子であり、術後合併症をいかに回避するかは長期予後にも影響する。また、頭頸部癌や胃癌、肺癌などの重複癌を有する症例においては治療の優先順位や術式の選択などに難渋することが多い。本セッションでは、これら難渋症例に対する、併存疾患の重症度評価、手術適応や術式決定、周術期管理などについての独自の工夫や取り組みを紹介いただきたい。

食道がん周術期チーム医療の現状と今後の課題【公募】

司会のことば

近年、食道がん手術において、多職種からなる周術期管理チームが注目されている。このチームの有効性を示すエビデンスも出てきている。しかし、これをさらに発展させるためには、「患者の視点」、「職員の視点」「医療の質の視点」、「医療経済の視点」から多くの課題に取り組む必要がある。本セッションでは、導入を検討中の施設への参考となる取り組みの紹介とともに、今後のチーム医療のあるべき姿やエビデンス創出のためにやるべきことを議論していただきたい。

食道がんに対する化学・免疫・放射線療法の可能性【公募】

司会のことば

2020年に、食道がんに対して新たに2つの免疫チェックポイント阻害剤(ICI)が承認され、日常診療で用いられるようになった。現在は2次治療における標準治療のひとつとして、単剤で用いられるが、今後、1次治療における化学療法との併用や、周術期における治療で用いられると考えられる。放射線療法との順次併用や、化学療法へのスイッチなど、様々なクエッションがあるが、患者への利益を最大化するため、可能性を探っていきたい。

食道運動異常症、裂孔ヘルニアの診断・病態・治療【公募】

司会のことば

High-resolution manometry (HRM)を用いたシカゴ分類の普及により、食道運動障害を詳細に評価することができるようになった。また、リヨンコンセンサスではHRMを用いた食道胃接合部のバリア機能評価の重要性が示され、正確な食道裂孔ヘルニアの診断が求められるようになっている。食道運動障害に対する治療に関しても、per-oral endoscopic myotomy (POEM)が登場し大きく変化している。しかし、こうした進歩の一方で、克服すべき課題も少なくない。本ワークショップでは、食道運動異常症及び食道裂孔ヘルニアの診断・病態・治療に関する最新の知見を広く募集し、今後の展望について議論したい。

English Session

食道良性疾患の診断と治療の最前線【指定・公募】

司会のことば

近年、食道良性疾患の診療は、高解像度食道内圧検査及び食道内pH/インピーダンス検査に代表される革新的な診断法とPOEMそしてARMS/ARMAといった革新的な内視鏡治療法の開発によって飛躍的な進歩を遂げた。本セッションでは、胃食道逆流症、好酸球性食道炎及び食道運動異常症はもちろんのこと、逆流過敏症や機能性胸焼けといった機能性食道障害に至るまで、食道良性疾患の診断と治療の最前線をテーマとする演題を募集する。

食道癌手術の最前線【指定・公募】

司会のことば

1913年Torekらが行った世界初の食道切除から始まった食道切除の歴史は、1990年代に医療機器と化学療法の進歩により大きな変革期を迎え、食道内視鏡外科手術が行われ始めた。現在では、食道内視鏡外科手術は安全な手術へと定型化され適応は拡大し、縦隔鏡やロボット手術なども導入され始めている。一方、術前治療の進歩により手術適応限界症例に対しても徐々に手術適応が広がっている。T4合併切除、conversion surgery、再発再切除、肺転移切除などを含めて、最新の食道癌手術の進歩と将来展望を論じて頂きたい。

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