第62回日本胆道学会学術集会,The 62nd Annual Meeting of the Japan Biliary Association

会長挨拶

会長:入澤篤志

第62回 日本胆道学会学術集会
会長 入澤 篤志
(獨協医科大学医学部 内科学(消化器)講座 主任教授)

第62回日本胆道学会学術集会を、2026年10月16日(金)〜17日(土)にライトキューブ宇都宮(宇都宮市)で開催させて頂きます。歴史と伝統のある本学術集会の運営を担当させて頂くことは、私どもの講座にとりまして大変光栄に存じますとともに、私自身、その責任の重大さに身の引き締まる思いです。このような機会を与えてくださいました学会役員、名誉・特別会員、評議員ならびに会員の皆様に、心より感謝申し上げます。

本学術集会のテーマは、私の座右の銘でもあります「温故知新」「継往開来」をコンセプトに、「胆道学の未来へ−次世代への継承、創造、そして革新−」と致しました。諸先輩方が苦労して築き上げてこられた世界に冠たる本邦の胆道学を改めて回顧し、次世代に向けて新たな道を示しながら、胆道学の未来を語り合える会にしたいと考えています。また、「教育」にも大きくスポットを当て、教育者のみならず被教育者側も交えて、胆道学の次世代への継承について幅広い議論を頂きたいと思っています。

本学術集会では、ご参加の皆様にとって楽しく実りある2日間となりますよう、診療科を越えたクロストークを主体としたシンポジウム・パネルディスカッション・ワークショップ等の主題演題を充実させ、教育講演、海外招聘講演なども含め、胆道学に関わる全ての領域を幅広く網羅する数多くのセッションを予定いたします。また、韓国のKPBA、台湾のTIPES、タイのTAGEとの合同シンポジウム(第2回APBA joint symposium)を含め、いくつかの国際セッションも企画いたします。After COVID-19としての開催であることも相まって、国際色豊かな総会を期待しているところでございます。そのほか、サブタイトルにもありますように、「次世代への継承」に即した若手のセッションも予定しています。

2020年初頭からのCOVID-19拡大は、我々の社会生活に大きな変化をもたらしました。学術集会等も例外ではなく、オンラインまたはハイブリッド開催が通例となりました。この方式は利便性など良い側面も多々あるかとは存じますが、やはり現地開催・対面形式での活発な議論ならびに直接の情報交換は、ご参加の皆様にとってとても重要であると考えます。第62回日本胆道学会学術集会は対面での開催として、適度な緊張感と充実感に満ちた臨場感溢れる“楽しい”会にしたいと考えております。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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