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京都府立医科大学大学院医学研究科
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第58回日本糖尿病学会近畿地方会 / 第57回日本糖尿病協会近畿地方会

会長挨拶

会長:松田 潔

第58回日本糖尿病学会近畿地方会
会長 福井 道明
(京都府立医科大学大学院医学研究科 内分泌・代謝内科学 教授)

第58回日本糖尿病学会近畿地方会を、「チームで挑む新時代の糖尿病治療」というテーマで開催させていただきます。日本糖尿病協会 京都府支部長の岸栄治様が世話人を務められます第57回日本糖尿病協会近畿地方会と同時開催となります。

超高齢社会である日本において取り組むべき糖尿病診療の課題は、古典的な血管合併症の予防や進展阻止のみならず、サルコペニアやフレイル、認知症などへの対応です。そのためには、個々の患者さんに応じた柔軟な食事・運動・薬物療法が求められます。

医療技術は日々進歩しているため、高度な専門性が求められています。一方で、患者さんを取り巻く環境も変化し、医療職の業務は増加かつ複雑化が進んでいます。このような中で、医療スタッフが連携し専門性を発揮することで、患者さんのニーズに対応した的確な治療を行うことができます。特に、糖尿病診療におけるチーム医療の重要性は高く、さまざまな医療スタッフの糖尿病領域への参入をより一層促進していくことが求められています。また、新規医師の糖尿病領域への参入を促すとともに、糖尿病専門医が十分に能力を発揮できるような環境の整備も必要です。特に、糖尿病専門医における女性医師の割合は比較的高いため、女性医師の支援を継続していくことも重要と思われます。

糖尿病に罹患する人の一生と、その人を取り巻く人たちの生活を俯瞰した糖尿病医療を提供する、いわば個別化医療の実現を目指すうえで、今後は糖尿病のチーム医療を担う優秀な人材がますます求められると思います。それとともに、糖尿病先端研究の結実と包括的データベースによるエビデンス構築のため、基礎研究者、疫学や臨床研究の専門家、医療データを活用できる人材の育成もまた、大変重要であると考えます。基礎研究の進歩に基づいた新規の治療法や診断法、またそれを支える薬剤やデバイスの登場によっても、糖尿病診療の現場は、日々、大きな変化を遂げつつあります。このように変化しつつある糖尿病診療についての最新の知識を皆さんと共有し、明日の治療に役立てて頂くため、今回のテーマを決定させていただきました。

特別講演、シンポジウム、教育講演、特別企画など皆様に喜んでいただけるプログラムを鋭意作成中です。糖尿病診療の発展のためには、医師のみならず看護師・保健師・栄養士・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士・臨床心理士を含む、多くの職種の連携が不可欠であり、本学術集会においてもさまざまな領域の皆さんに参加いただけるような企画を準備しています。

今回の開催日程は、10月30日(土)です。是非、この機会に京都に足をお運びいただき、学会とともに京都の街や文化を満喫いただければと思います。多くの方々のご参加を心よりお待ちいたしております。

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