第4回日本肺高血圧・肺循環学会学術集会

会期:2019年6月21日(金)~6月22日(土) 会場:アクトシティ浜松コングレスセンター 会長:渡邉裕司

会長挨拶

第4回日本肺高血圧・肺循環学会学術集会開催のご挨拶

会長 渡邉裕司 第4回日本肺高血圧・肺循環学会学術集会
会長 渡邉裕司
(浜松医科大学 理事・副学長
国立国際医療研究センター 臨床研究センター長)

この度、第4回日本肺高血圧・肺循環学会学術集会を、副会長の須田隆文教授(浜松医科大学内科学第二講座教授、呼吸器内科長)、前川裕一郎教授(浜松医科大学内科学第三講座教授、循環器内科長)とともに平成31年6月21日(金)~22日(土)の2日間、アクトシティ浜松コングレスセンターにて開催させていただくことになりました。学術集会を担当させていただく責任の重さを感じるとともに、大変光栄なことと会員の皆様方には深く感謝申し上げます。

私はこれまで臨床薬理学の立場から肺高血圧症に関わってきました。臨床薬理学は薬物動態学、薬力学、薬理遺伝学や薬物相互作用の情報に基づき最適な個別化薬物治療を患者に届けること、また、臨床試験を通じて新規医薬品を開発したりエビデンスを創出することをミッションとしています。過去に実施された臨床試験から生み出されたエビデンスの積み重ねによって、肺高血圧症に対する薬物治療はこの20年間で着実に進歩を遂げ、患者の予後は大きく改善しています。しかし、理想とする個別化薬物治療はいまだ実現されず、既存の治療薬に不応な患者も少なからず存在し、新たな治療薬や医療技術の出現が待たれています。このような背景から今回の学術集会のテーマには「肺高血圧症の未来を拓く」を掲げました。いまこそ日本肺高血圧・肺循環学会の会員の先生方が中心となり、臨床試験を通じて新たなエビデンスを日本から創出して、世界の肺高血圧症患者の医療に貢献していただきたい、そのようなことを期待してのテーマとなります。

浜松は、徳川家康が青壮年時代を過ごした浜松城があり、最近では井伊直虎・直政が注目されました。以前からモノ作りの街、音楽の街として知られ、オートバイや楽器製造に加えて光技術産業も盛んで、学会場近くには楽器博物館があります。食事は遠州灘の新鮮な魚介とともに、うなぎやすっぽんが名物で、晴天率は日本一を誇っています。参加される先生方には是非、学術集会とともにこのような浜松の魅力にも触れていただければ幸いです。

参加者の皆様に「参加して良かった」と言っていただけるような学術集会になるようプログラム委員の先生方と企画を練り、事務局一同も鋭意準備を進めております。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。何卒よろしくお願い申し上げます。

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