第32回近畿内視鏡外科研究会

演題募集

応募期間

2019年4月24日(水)~

5月29日(水)
6月13日(木)まで延長いたしました。
6月20日(木)まで延長いたしました。
締め切りました。
多数のご応募をいただきまして、ありがとうございました。

演題募集要項

項目 文字数
演題名 全角50文字以内
抄録本文 全角500字以内
共著者 10名まで

※写真・図表は使用できません。

募集演題

(1)ワークショップ(公募、一部指定)

【内視鏡手術 領域横断的ワークショップ】
① 技術認定取得のために若手外科医がすべきこと

日本内視鏡外科学会の技術認定制度は開始から16年経過し、一定の技術レベルの担保の指標になっています。認定の取得は若手医師の内視鏡手術に置ける目標にもなっています。これらを踏まえ、技術認定医を目指す、あるいは取得直後の若手外科医の個々の症例経験やそれぞれの施設での若手外科医の修練を目的とした術式定型化の実践など、日々の修練方法の工夫に関する発表を期待します。

② 手術教育 教える側の努力、工夫

従来の開腹手術の教育方法は修練を受けるもの自らが手術書で解剖,手術手順を頭に入れて、上司の手術に少しずつ参加しながら,手術手順を身につけていく方法(OJT: on the job training)でした。ある程度のレベルになると,上手な手術を見て自分の手技に組み込んでいくことが可能になり、自分と違った流儀も取り入れながら、成長していきました。この課程はエンドレスでリタイアするまで連続する生涯教育です。従来の開腹手術の修練課程は、まったく過去の遺物というわけではなく、内視鏡下手術の時代においても変わらない部分も多い。しかし内視鏡手術の場合は二次元の映像下で限られた鉗子で手術が行われるためより「教える」ハードルが高く工夫が必要と考えます。
このセッションでは「教える」立場の先生から腹腔鏡手術の指導の原則、工夫についてご教示いただき議論を深めたいと思います。

③ 内視鏡外科手術の合併症とその対策

内視鏡外科手術は種々の臓器に対して行われ、それぞれの外科医は手技の定型化を行うことによってその安全性の向上と効率化を推し進めて来ました。一方で、様々な手術合併症は常に起こりうるものであり、それらの背景には術者因子(手技、機器の適正使用、解剖認知など)と患者因子(癒着、肥満、解剖学的破格など)があると考えられます。合併症対策をこれら二つの因子に分けて手術手技の工夫やトラブルシューティング法を考えることは、いざ、という時の合理的な対応策を素早く引き出すためにも重要です。この観点に立った工夫や対策に関する発表を期待します。

④ チーム医療・内視鏡手術をサポートするmedical staffの役割と工夫

近年診断・治療技術の発達や使用機器の進歩により手術は年々高度化複雑化しています。この複雑化した手術を実践するのは外科医のみでなく、看護師、臨床工学技師を含めたmedical staffからなるチームです。このセッションでは看護師、医療工学技師の立場から近年の高度化するロボット手術を含む医療に対応するための取り組みや工夫についての発表を期待します。

【下部消化器外科ワークショップ】
⑤ 多臓器横断的解剖、手術(除臓)(指定)

進行した骨盤内悪性疾患に対する手術では、しばしば多臓器合併切除を要しますが、近年では腹腔鏡下拡大手術が行われることも多くなりました。この際にはこれまで以上に複雑な骨盤深部解剖を理解し、的確な術前診断に基づいて系統的かつ安全な手術を施行せねばなりません。正確な解剖理解には下部消化管・婦人科・泌尿器科といった複数領域にわたる知識が必要と考えます。本セッションでは各分野の専門家に内視鏡下手術ならではの微細解剖とそれに基づく手術手技を供覧していただき、他科の領域から通常の守備範囲を超えた解剖を通した“コツ”を学び、自身の専門分野に対する理解を深めるための糧となる発表をいただきたい。

⑥ リンパ節郭清 側方郭清・PLN

直腸癌における側方リンパ節郭清、婦人科癌における骨盤内リンパ節郭清(PLN)は難易度が高いとされています。腹腔鏡下手術においては鉗子操作の制限等によりさらに困難でいまだに一部は標準的とは言えないが、気腹圧による静脈出血の制御に加えて拡大視効果のメリットも大きく、普及しつつあります。そこで本セッションでは、消化器外科、婦人科双方の立場から腹腔鏡下だからこそ見えてきた後腹膜腔内の微細解剖について理解を深める議論を行いたいと考えます。

⑦ 直腸に対する経肛門的アプローチ(TaTMEを含む)

直腸癌の手術成績の向上に関しては、直腸間膜全切除(TME)の導入など、局所再発率を低下させるための工夫が進めれています。腹腔鏡下手術では拡大視野効果と精緻な操作が可能ですが、直腸周囲という骨盤内の狭小なワーキングスペースでの手術操作が要求されることから、近年ではこれまでと異なるアプローチとして経肛門的直腸間膜全切除(TaTME)が報告され、下部直腸周囲の剥離という従来の腹腔鏡下手術では比較的操作が困難な領域についての新しい術式とされています。しかし、未だに標準術式とは言えず、各施設において様々な工夫がなされています。今回は各施設におけるTaTMEの取り組みについて手術手技を含めて報告していただき、骨盤領域を中心とする他の専門領域の先生方を交えて本術式に関する理解を深める議論を行いたいと思います。

⑧ 横行結腸切除の工夫

横行結腸癌に対する腹腔鏡下手術は、血管のバリエーションの多さと、それに対応する適切な血管処理、リンパ節郭清ならびに切除範囲の決定が必要であり、これらのことが術式の定型化の障害となっています。本セッションでは、病変の部位ならびに周囲臓器との関係や血管バリエーションに応じた全結腸間膜切除の工夫、問題点、定形化に向けた取り組み等を報告いただきたいと思います。

【肝胆膵領域ワークショップ】
⑨ 再肝切除、困難症例に対する腹腔鏡下肝切除の工夫

一言で腹腔鏡下肝切除と言っても、腫瘍に関する諸因子、肝機能、治療歴、併存疾患などによってその難易度は千差万別です。難易度の高い腹腔鏡下肝切除は安全が確保される場合においてのみ実施されるべきであることは言うまでもありませんが、その難易度を下げるための外科医の様々な工夫もまた重要です。本セッションでは、普段から行っているちょっとした工夫から独創的なアイデアまで、実践的発表を期待します。

⑩ 膵癌に対する腹腔鏡下膵体尾部切除の定型化と工夫

腹腔鏡下膵体尾部切除は平成28年度から膵癌に対しても適用拡大され、徐々に各施設で実施されはじめています。本セッションでは、膵癌に対して行われる腹腔鏡下膵体尾部切除と、良性膵腫瘍に対して行われてきたこれまでの腹腔鏡下膵体尾部切除を比較し、手術手技上の共通点、相違点を明らかにした上で、術式の定型化における変化や各施設での工夫についての発表を期待します。

【上部消化管ワークショップ】
⑪ 鏡視下食道切除のアプローチと定型化の工夫(指定)

食道癌に対する胸腔鏡下手術が広く行われるようになっており、さらに縦隔鏡下手術、ロボット手術が保険収載され、様々なアプローチによる縦隔郭清が実施されています。今後はそれぞれのメリットを活かし個々の症例によりアプローチを選択する必要がありますが、安全性を担保するためには手技の定型化が重要と考えられます。本セッションでは、胸腔鏡下手術、縦隔鏡下手術、ロボット手術による食道癌に対する縦隔郭清の手技と定型化の工夫について議論します。

⑫ 高難度症例に対する腹腔鏡下胃外科手術の工夫(指定)

腹腔鏡下幽門側胃切除は我が国において広く行われるようになってきており、定型化も各施設においてなされ安全に手術が施行されるようになってきています。最近では、肥満症例や術前化学療法症例などの難度の高い手術が増えてきており、安全に遂行するために様々な工夫が必要となります。本セッションでは、高難度症例における術中の工夫や目標とするメルクマールなど、各施設における胃外科手術手技の進歩を、ビデオを用いてご討議頂きます。

(2)一般演題(公募)

内視鏡外科に関わる医師、看護師、技師の方々の臨床研究や症例報告、手術手技や機器に関する演題を幅広く募集致します。

1)食道 2)胃・十二指腸 3)大腸・小腸 4)肝臓・脾臓 5)胆道・膵臓
6)呼吸器 7)泌尿器 8)婦人科 9)ヘルニア・腹壁 10)その他

採否通知

演題の採否・発表形式・発表セッションにつきましては、当番世話人に一任願います。運営事務局より8月上旬~中旬頃メールにてご案内いたします。
その他連絡事項はホームページでお知らせいたしますので、適宜ご確認をお願いいたします。

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お問合せ

【事務局】

大阪大学医学部 産婦人科
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番15号
TEL: 06-6879-5111

【運営事務局】

日本コンベンションサービス株式会社 関西支社内
〒541-0042 大阪市中央区今橋4-4-7 京阪神淀屋橋ビル2階
TEL: 06-6221-5933  FAX: 06-6221-5939
E-mail: 32kinkies[あ]convention[ど]co[ど]jp([あ] を @ に,[ど] を . に変えてください。)

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