第18回医療の質・安全学会学術集会第18回医療の質・安全学会学術集会

大会長挨拶

会長:辰巳陽一

第18回医療の質・安全学会学術集会
会長 辰巳 陽一
(近畿大学病院 安全管理部 教授)

このたび、2023年11月25日(土曜日)~26日(日曜日)に2日間、第18回医療の質・安全学会学術集会を、昨年に引き続き関西は神戸の地で開催させて頂くことになりました。実のある大会にすべく全力を尽くしますので、十分に時間を取ってご来阪いただき、神戸、関西を味わい尽くしていただければ幸いです。

第17回学術集会は、寺井大会長のもと久々の対面型の学会開催となりました。果たして、現地開催して会員の皆さんは参加して下さるのかと懸念しましたが、多数のご参加を頂き、杞憂に終わりました。その上で、皆さまの「会えてよかった」「声を直に聞けて良かった」というお言葉を頂戴し心が震えました。今回も是非同じ感動を皆さんと一緒に味わえればと心から願います。

さて、今回の学術集会のテーマは「医療チームを再考する」とし、タイトルは「世界はチームでできている!多様性の森へようこそ」といたしました。言うまでもなく、医療行為はチームで行われているわけですが、この「チーム」という言葉への想いを、単に「チーム医療のための多職種の連携向上への施策を探る」などということだけに留めるのではなく、コロナが、そして働き方改革が猛威を振るうVUCA時代に、医療におけるチームでは、患者・家族、各種医療者のみならず、院内の事務・清掃・警備担当の職員さんから企業、行政担当者といった非医療者の皆さんの知恵に広く耳を傾け、想いを共有し、明確な答えのない適応課題に立ち向かう必要があります。

そこで、本学術集会が、医療者、非医療者を問わず多種多様な立場の皆さんそれぞれの医療・医療安全に対する想い、医療安全と医療の質、医療の標準化とレジリエンス、心理的安全性と医療ガバナンスなど、一見立場の異なる視点、すべてをひとつのチームの理念とするための語りの場になることを祈念してやみません。

医療安全の世界は、医学だけではなく、様々な領域の知恵を総動員して問題解決に向かう、素晴らしくやりがいがあり、とてつもなく楽しい分野です。

ご参加いただく皆様のお力を頂戴し、第18回学術集会を魅力あるものにしたいと思っております。
何卒、宜しくお願いいたします。

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