会長挨拶

第121回 日本循環器学会中国地方会

小野 史朗 この度、2022年11月26日に第121回日本循環器学会中国地方会を山口市で開催させていただくこととなりました。伝統と歴史ある本学会の会長を仰せつかり大変光栄に存じます。
 皆様のご存知の通り2020年のCOVID-19のパンデミック以来学会を含め世の中の社会情勢が大きく変わりました。感染拡大の影響で学会もWEB形式での開催を余儀なくされ、対面での交流が大きく制限されてきました。感染の収束はまだみえない状況ですが、社会は日常を取り戻しつつあります。学会の単位習得などWEBの利便性もありますが、学会の本来の姿に戻すのが望ましいと考え、今回は現地での開催とし鋭意準備を進めています。会場は新山口駅に隣接した維新ホールを予定しています。
 さて本会の内容ですが、従来通り一般演題に加え教育セッション(2題)、ダイバーシティ推進委員会企画、YIAセッション、研修医セッション、禁煙セミナー、シンポジウムを予定しています。シンポジウムでは、PCIにおけるPhysiology、Imagingに関連した企画を予定しています。また今回も心臓リハビリテーション学会との合同開催でもあり、多職種連携も重要なテーマです。特に心不全領域においては相次いで新たな治療薬が導入され、治療成績向上の期待が高まっています。そのためには薬物治療だけでなく、心臓リハビリテーションも重要な役割を担っており、急性期から慢性期に向けた多職種連携の課題についても取り上げさせて頂く予定です。
 学会員の皆様には多くの演題を応募いただき、山口で直接お目にかかることを心待ちにしています。駅に直結した利便性の高い施設ですので、ぜひ多くの皆様に参加していただき、今後の新たな展開に繋がるような有意義な学術集会になることを祈念しています。

第121回 日本循環器学会中国地方会
会長 小野 史朗
山口県済生会山口総合病院 副院長

日本心臓リハビリテーション学会第8回中国支部地方会

三好 亨 このたび、日本心臓リハビリテーション学会 第8回中国支部地方会を、2022年11月26日(土)に、山口市のKDDI 維新ホールにて開催させて頂くこととなりました。若輩ながら大会長を務めさせて頂けることを大変光栄に存じ、皆様には心より感謝申し上げます。会昨年に続き、日本循環器学会中国地方会との同時開催となりました。ご支援を賜りました第121回中国地方会大会長であります済生会山口総合病院の小野史朗先生には深謝申し上げます。COVID-19の感染の状況にもよりますが、現在のところ現地開催を予定しております。
 2021年に『心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン』改訂版が発表され、運動療法だけでなく疾病管理プログラムとしての包括的心臓リハビリテーションの役割が強調されています。また、循環器病対策基本法の中でも心臓病の1次、2次予防としての心臓リハビリテーションへの取り組みは重要課題の1つになっています。学会の開催を通して、多くの心臓病患者の健康に寄与できることと信じております。
 さて、今回は「地域における心臓リハビリテーションの展開」をテーマといたしました。これまでの現地開催の内容と規模にて、循環器学会とのジョイントセッション、YAIセッション、メディカルスタッフ企画セッション、教育セッション、一般演題を予定しております。循環器学会とのジョイントセッションでは「心不全患者の再入院予防:多職種連携と今後の課題」として、中国5県から様々な職種の方に登壇頂くシンポジウムを企画いたしました。メディカルスタッフ企画では、回復期の心臓リハビリテーションと終末期心不全患者の在宅加療についての症例検討を予定しています。多職種の様々な視点や知見を盛り込み、心臓リハビリテーションの発展に役立つ地方会となるよう尽力いたしますので、より多くの皆様にご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 最後に、本会開催に際しご支援ご協力いただきました関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。

日本心臓リハビリテーション学会 第8回中国支部地方会
会長 三好 亨
岡山大学病院 循環器内科