第33回日本内視鏡外科学会総会(JSES 2020)開催にあたって
この度、2021年3月10日(水)~3月13日(土)の日程で、パシフィコ横浜 ノースにて第33回日本内視鏡外科学会総会(JSES 2020)を主催させていただきます。このような栄誉を賜りましたことを皆様に心から感謝申し上げます。
本学会の前身である、第1回日本内視鏡下外科手術研究会(出月康夫会長、明治記念館)が開催されたのが1991年3月であり、2021年3月の今回でちょうど30周年を迎えます。この間会員数は14,000名を超え、今や世界最大の内視鏡外科系学会として急成長を遂げてきました。これは外科の新たな時代を切り拓く内視鏡外科の持つ先進性と、先達の手術に対する情熱と絶え間ない研鑽はもちろんのこと、会員の皆さまの努力の結果に他なりません。
わが国に内視鏡手術が導入されちょうど30年を迎える節目である本年の総会テーマは、「Visit the Past, Imagine the Future - Next 30 Years -(内視鏡外科-温故創新-)」といたしました。
また今回の特別企画は、JSES 2020のテーマを総括して、「特別企画:Visit the Past-これまでの30年を振り返る-」および「特別企画:Imagine the Future-次の30年を考える-」 と題して、内視鏡外科の温故創新を論じる機会といたしました。また本総会の延期開催の要因にもなったCOVID-19感染拡大に対して、「緊急特別企画:新型コロナウイルス感染症-何が起こった?その時どうする?そしてこれから?」のテーマで、withコロナ時代の内視鏡外科の安全対策や工夫、さらにはオンライン時代の手術手技教育について、若手からベテラン、医師・メディカルスタッフ・企業も交えて、様々な立場から議論を深めていきたいと考えています。
新しい時代に対応した実りある総会になるよう、JSES 2020組織委員会ならびに大分大学主催事務局が団結して鋭意準備を進めてまいります。
皆さま、どうぞ奮ってご参加をお待ちしています。
第33回日本内視鏡外科学会総会(JSES 2020)
会長 猪股 雅史
大分大学医学部消化器・小児外科学講座 教授