第48回
日本脳卒中学会学術集会
会長 木村 和美
日本医科大学脳神経内科
第52回
日本脳卒中の外科学会学術集会
会長 飯原 弘二
国立循環器病研究センター
第39回
SAH/スパズム・シンポジウム
会長 間瀬 光人
名古屋市立大学 脳神経外科
第48回日本脳卒中学会学術集会 ご挨拶
第48回日本脳卒中学会学術集会
会長 木村 和美
日本医科大学脳神経内科
第48回日本脳卒中学会学術集会を来る2023年3月16日から横浜パシフィコを現地会場として開催させていただきます。例年通り第52回日本脳卒中の外科学会(国立循環器病研究センター・飯原弘二先生)と第39回SAH/スパズム・シンポジウム(名古屋市立大学・間瀬光人先生)と合同でSTROKE2023として開催します。テーマを「脳卒中の和」といたしました。3学会会長の「和」は、これまでになく秀逸であります。また、脳卒中診療には、さまざまな職種のチーム医療が求められます。これらの職種がスクラムを組み、前進することが、患者QOLを向上し、社会復帰や就労が可能となります。以上の理由から、STROKE2023のテーマを「脳卒中の和」としました。開催形式は、ハイブリッド開催といたしましたが、多くの先生に現地に集まっていただき議論を交わし交流を深めていただきたいと思います。その中に、新しい発展があると信じております。ぜひ、多くの方のご参加をお待ちしております。
第52回日本脳卒中の外科学会学術集会 ご挨拶
第52回日本脳卒中の外科学会学術集会
会長 飯原 弘二
国立循環器病研究センター
第52回日本脳卒中の外科学会学術集会の大会長を拝命しました、国立循環器病研究センター病院長の飯原弘二でございます。歴史ある本学術集会を担当させていただき、大変光栄に存じます。今回の主題を「脳卒中外科の真・善・美」としました。真・善・美とは、人間の理想や普遍的な価値観を示す言葉です。日本の脳卒中外科は、半世紀を超える歴史の中で、脳卒中の外科治療のエビデンス(真)を世界に向けて発信してきました。また近年、新規医療技術の評価に患者から見た医療の価値(善)が重要視されるようになりました。本学会が創設しました技術認定制度も定着し、世界でも類をみない標準化された外科技術(美)の伝承が可能となりました。本学術集会では改めて、外科医として脳卒中医療のエビデンスを学び、患者からみた医療の価値に思いを馳せ、自らの技量を磨く機会となるよう、充実した学術集会としたいと存じます。会員の皆様のご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。
第39回SAH/スパズム・シンポジウム ご挨拶
第39回SAH/スパズム・シンポジウム
会長 間瀬 光人
名古屋市立大学 脳神経外科
このたび第39回SAH/スパズム・シンポジウムの大会長を拝命し、大変光栄に存じます。さて今回から学会名にSAHが加わりました。本会ではこれまでスパズムに関する熱い討論が行われるのが特徴でしたが、SAHの治療成績の向上にはスパズムのコントロールのみならず、集学的な治療が必要であり、発表演題も広くSAHに関するものが多くなってきた現状に沿った変更です。スパズムの原因は多因子によると思われますが、しかしその機序は完全に解明された訳ではありません。そこで今回のテーマは「スパズム原点回帰」としました。もう一度スパズムの原因、機序、治療について深く掘り下げてみたいと思います。その上で、今後のSAH/スパズム治療の新しい展開へとつながるような、充実した大会になればと願っております。会員の皆様のご支援とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。