世話人挨拶

第25回バイオ治療法研究会学術集会を2021年12月11日に福岡市の国際会議場にて開催する運びとなりました。久留米大学外科学教室、私個人といたしましては、第20回本学術集会を担当させていただきましたので、2回目のお世話となり大変光栄に存じます。

さて、本研究会は、生物のもつ機能や生体の構成成分の機能を利用、応用、模倣する技術であるバイオテクノロジーを使いて、生体の防御機構の賦活を介した治療法の確立をめざした研究成果や展望を発表する場です。インターフェロン、造血剤、抗腫瘍薬、リウマチ治療薬、生物製剤などはこれらの成果として臨床に用いられています。さらに健康食品などへの応用にも期待が高まっています。これまでに得られた免疫学をはじめとする生物学の知見から、癌や免疫病などの難病に対するバイオ治療法の発展に寄与するご発表を期待します。

パンデミックを引き起こし、いまだ収束の見えないCovid19感染が今年末の本会までには沈静することを信じております。皆様が安心して発表、討論できるよう万全の態勢でお待ちしております。今年こそは皆様にお目にかかることを楽しみにしております。