
内藤 剛
(北里大学医学部 下部消化管外科学)

海津 貴史
(北里大学メディカルセンター 外科)
この度、第17回単孔式内視鏡手術研究会と第28回Needlescopic Surgery Meeting合同の第12回Reduced Port Surgery Forum in Hachiojiを2025年8月1日(金)~ 2日(土)の2日間、東京都八王子市の「東京たま未来メッセ」において開催させていただきます。
本会は、腹腔鏡下手術の低侵襲性をさらに発展・追求する2つの研究会、すなわち単孔式内視鏡手術研究会とNeedlescopic Surgery Meetingの合同開催として誕生し、2012年8月に第1回Reduced Port Surgery Forumが開催されました。どちらの研究会もできるだけ創を小さく少なくして患者の術後QOLを向上させ、国民の福祉に貢献することを目指しています。年1回開催されるReduced Port Surgery Forumは、この2つの研究会がそれぞれ最先端の手術手技や工夫を発信し伝承する最も大切な機会となっています。さらに、低侵襲手術の発展に欠かすことのできない新規デバイスの開発において、本会は医工連携における企業と外科系医師との出会い、そして情報交換の場にもなっており、その重要性は増しております。
本会のテーマは「それぞれの低侵襲 ―君の技を見せてくれ!―」と掲げました。様々な領域の先生方にその手技・知識をおしみなくご披露していただき、そこから明日の臨床につながるヒントを得る、という想いを込めました。参加される皆様にとりまして、東京・八王子での2日間が有意義なものとなれば、望外の喜びに存じます。開催にあたりましては、世話人をはじめ、多くの先生方のご協力を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。多数の皆様のご参加をお待ちするとともに、当日活発なご議論が行われますことを期待しております。