日本禁煙学会では、多年にわたり喫煙防止教育や後進の育成に情熱を捧げられた故繁田正子先生の遺徳を偲び、NPO法人京都禁煙推進研究会「まさこ基金」からの助成を得て、次世代を担う若者によるタバココントロール研究・調査および活動を奨励する目的で、2017年5月31日に日本禁煙学会繁田正子賞(Shigeta Masako Young Investigator Award;SMYIA)を設立しました。下記の募集要項を参考に、奮ってご応募下さい。
応募締切日
演題登録は締め切りました。ご応募ありがとうございました。
募集要項
応募資格 | 日本禁煙学会会員で、41歳以下*(2021年3月31日時点)であること。(応募は、一人につき一演題まで) |
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対象研究・活動 | 一般演題(口演)の筆頭著者。タバココントロール研究・活動に資するもので、未発表のもの。 |
応募の条件 | 賞を受賞した際には、演題内容を論文にまとめ、原則として日本禁煙学会雑誌または海外の雑誌(Tobacco Controlなど)に6か月以内に投稿すること。 |
選考方法 | 第1次審査:応募された抄録と応募用紙をもとに最終発表者(6名程度)を選出する。 第2次審査:学術総会期間(10月16日)に繁田正子賞セッションで口頭発表と質疑応答を行い、審査委員が選考する。 |
表彰 | 学術総会懇親会で選考結果を公表し、最優秀賞1名と優秀賞2名の表彰と賞(賞金総額10万円)の贈呈を行う。 |
応募方法 | 演題登録後に所定の応募用紙に必要事項を記入し、学術総会事務局 (jstc2021[あ]convention[ど]co[ど]jp([あ] を @ に,[ど] を . に変えてください。))へ添付ファイルで送付する。送信の際は、メール件名を「繁田正子賞応募」としてください。 |
*:昨年度の第4回繁田正子賞が中止になったことによる今年度のみの特例
※但し、COVID-19流行状況によっては、発表・選考方法・表彰等の形式が変更になることがあります。
応募の流れ
① | 演題登録(発表形式:口演) |
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② | 繁田正子賞応募用紙を学術総会事務局に送付 |
③ | 第1次審査 |
④ | 9月初旬、最終発表者にメールで通知 |
⑤ | 第2次審査(10月16日繁田正子賞セッションで口頭発表と質疑応答) |
⑥ | 懇親会にて選考結果発表・表彰式 |
⑦ | 論文投稿 |
繁田 正子先生の生涯
1956年4月3日 北海道北見市で生誕 滋賀県彦根東高校卒業
【職歴および研究歴】
1981年 | 京都府立医科大学 卒業 医師免許取得 京都府立医科大学第一内科研修医 |
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1983年 | 松下記念病院(守口市)第一内科勤務 |
1986年 | 京都府立医科大学 研究生、修練医等(呼吸器外来及び病棟担当) |
1989年 | 明治鍼灸大学内科講師 |
1991年 | 米国マサチューセッツ州クインシガモンド大学留学 |
1993年 | 京都府立医科大学研修員(呼吸器外来および気管支鏡担当) |
1995年 | 京都第一赤十字病院 健診部医長 |
1999年 | 同副部長 京都府立医科大学 客員講師 |
2003年 | 同部長 |
2007年 | 京都府立医科大学医学研究科 地域保健医療疫学教室 学内講師 |
2011年 | 同准教授 京都府南丹保健所長 |
2014年3月6日 逝去
【学会活動等】
医学博士
日本人間ドック学会 認定指導医
日本内科学会 認定医 専門医
日本呼吸器学会 認定医 指導医
日本医師会 認定スポーツ医
1997年 | 日本内科学会専門医部会奨励賞受賞 |
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1999年 | 厚生省がん研究助成金(中村班)班員 |
2007年 | 厚生労働省がん研究助成金(林班)班員 |
【著書】
1994年 | 呼吸器症候群(共著)日本臨床社 |
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2002年 | ガイドライン外来診療 2002(共著)日経メデイカル開発社 |
2002年 | 卒煙ハンドブック(共著)京都新聞出版センター |
2003年 | 禁煙外来マニュアル(共著)日経メデイカル開発社 |
2007年 | 喫煙病学(共著)最新医学社 |
2014年 | 禁煙学(改訂3版)(共著)南山堂 |