第46回日本呼吸器内視鏡学会学術集会
会長 栗本 典昭
島根大学医学部 内科学講座
呼吸器・臨床腫瘍学
この度、2023年6月29日(木)~30日(金)にパシフィコ横浜において、第46回日本呼吸器内視鏡学会学術集会を開催いたします。
本学術集会のテーマは「病理に基づいた呼吸器内視鏡学」としました。内視鏡画像を理解していくためには、その見えている画像は病理組織において何を見ているのであろうかという問いを絶えず持っていく姿勢が基礎になります。私自身は1994年からEndobronchial Ultrasonography(EBUS)に携わるようになり、そのEBUS画像と病理組織所見の比較検討を病理医の先生方と継続してまいりました。技術革新が進む中ですが、この病理を基礎とする診断学に光をあてながらこの第46回日本呼吸器内視鏡学会学術集会を進めていきたいと考えております。
日本呼吸器内視鏡学会の会員数は6,500名を超え、呼吸器内科、呼吸器外科、放射線科、病理診断科など幅広い診療科の医師、メディカルスタッフの方々が参加して頂けるものと考えております。本学術集会では肺癌、間質性肺炎、慢性閉塞性疾患、喘息、肺炎、各種感染症、胸膜疾患など幅広い呼吸器疾患を対象として討論いたします。「病理に基づいた呼吸器内視鏡学」を深めるために、呼吸器内視鏡医と病理医の対話、消化器内視鏡を極められた先生の講演、海外の呼吸器内視鏡の現状についての海外講師による講演も予定しています。また、本学術集会中に専門医養成のためのセミナーやハンズオンも計画しています。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。