第39回日本神経治療学会学術集会

学術集会事務局

三重大学大学院医学系研究科
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ご挨拶

会長 冨本 秀和
(三重大学大学院医学系研究科 神経病態内科学 教授)

この度、第39回日本神経治療学会学術集会の会長を拝命し、来る2021年10月28日(木)~30日(土)の3日間、三重県津市の三重県総合文化センターで学術集会を開催する運びとなりました。

神経疾患、とりわけ神経難病の治療は長い間、治療学の観点からは不毛の領域として扱われてきました。しかし、脊髄性筋萎縮症の治療薬の登場を嚆矢として、神経変性疾患の薬物療法にも新しい時代が訪れています。コモンディジーズの領域においては、てんかん、神経免疫疾患を初めとして矢継ぎ早に新薬が登場し、アルツハイマー病の疾患修飾薬も曙光がさす状況にあります。このような活況を呈する神経治療の世界にあって、本学会は神経治療学に焦点を絞った唯一の専門学会として、この領域のガイドラインの作成、治療・研究活動の支援、神経治療の専門家の間の意見交換の場所として活用されてきました。この第39回日本神経治療学会学術集会では、「極めよう、神経疾患治療の最前線」をテーマとし、変貌する神経治療の最前線に迫りたいと思います。

皆様を三重にお迎えし、最新の知見を持ち寄り、有意義な議論を深めたいと願っております。ぜひとも多くの皆様がご参加くださいますようお願いいたします。

「つづきは三重で」が県のキャッチコピーです。お越しになったら、そのまま三重の様々な体験が待っています。豊かな海で育まれる魚介、ブランド牛、清らかな水で醸される日本酒、独自の文化で栄えた情緒あふれる町並み文化、さらには津市から少し足をのばせば「伊勢神宮」と、世界遺産に登録された巡礼の道「熊野古道」があります。時間が許せばぜひたどっていただき、明日からの研究へのエネルギーにしていただけるのではと思います。

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