第22回日本臨床腫瘍学会学術集会

ペイシェント・アドボケイト・プログラム

開催概要

開催日 現地:2025年3月6日(木)~3月8日(土)
会 場 神戸国際展示場 PAP会場(1号館2F 展示室A)

※現地とLIVE配信のハイブリッド形式での開催です。

※参加登録をされた方は、学術集会終了後(4月1日(火)~30日(水))にPAPプログラムをオンデマンドで聴講いただけます。オンデマンド聴講のみの参加は受け付けておりません。

会 長 高山 哲治(徳島大学大学院医歯薬学研究部消化器内科学分野 教授)

会長挨拶

公益社団法人日本臨床腫瘍学会は、臨床腫瘍学を中心とする学術活動とがん医療の推進を目的とする公益事業を幅広く社会に展開し活動して参りました。特に会員を含む医療関係者に対するがん医療の普及・啓発、専門医の養成、海外の関連学会との連携、そして患者さんや市民への情報発信など多岐にわたる活動を継続しております。

このたび第22回日本臨床腫瘍学会学術集会を2025年3月6日(木)~3月8日(土)の3日間、神戸コンベンションセンターで開催いたします。現地会場での学術集会を主としておりますが、Web参加も含めたハイブリッド形式の準備をしております。国内外から多数の医療従事者や研究者が集い、がんに関する最新の研究成果を発表し、活発な議論が行われる予定です。

今回のテーマを「Precision Oncology Toward Practical Value for Patients」としました。つまり、がん患者さんが実際に有益ながん治療薬にたどり着ける個別化治療を目指す、という内容にしました。

本学術集会に、患者さんにもご参加いただくペイシェント・アドボケイト・プログラム(PAP)を準備いたしました。このプログラムは第9回学術集会から実施しており、このたびも一般社団法人全国がん患者団体連合会の皆様と協同で企画いたしました。PAPを通じて患者さんやご家族の方々にも学術集会に参加いただき、がん医療・がん研究についてのご理解と会員との交流を深める機会になれば幸いです。

参加者の皆様の休憩スペースや体調の悪い方が休んでいただけるスペースなども確保しています。また体調に合わせてWEBでの参加も可能になっています。是非多くの皆様にご参加頂けますようお願い申し上げます。

2025年3月の神戸で皆様とお会いし、明日のがん医療について語りあうことを心から楽しみにしています。

第22回日本臨床腫瘍学会学術集会 (JSMO2025)
会長 高山 哲治
(徳島大学大学院医歯薬学研究部消化器内科学分野 教授)

会長:高山 哲治

プログラム

都合により変更となる場合もございますので、予めご了承ください。

第1日目 3月6日(木)
8:40~8:55 オリエンテーション①
9:00~9:45

PAP 特別企画①
「パネルディスカッション:がん患者の声を聴く」

10:00~10:45

PAP 基礎講座①
「遺伝性腫瘍の診療はどこまで進んだのか」【カリキュラムコード:がん-1】

11:00~11:45

PAP 特別企画②
「企業におけるがん患者の就労支援~がん経験者コミュニティ活動」【カリキュラムコード:がん-2】

12:00~12:45 ランチョンセミナー①
14:00~14:45

PAP 基礎講座②
「発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドラインの改訂~最新のエビデンス」【カリキュラムコード:がん-1】

15:00~15:45

PAP 基礎講座③
「がんサバイバーの心臓を守る~カルディオオンコロジー(腫瘍循環器)とは」【カリキュラムコード:がん-1】

16:00~16:45

PAP 特別企画③
「Highlights of the day~学術集会 1 日目のポイント」

第2日目 3月7日(金)
8:20~8:35 オリエンテーション②
8:40~9:25

PAP 特別企画④
「医療 AI がひらくがん医療の未来」【カリキュラムコード:がん-1】

9:40~10:25

PAP 基礎講座④
「パネルディスカッション:がん薬物療法専門医の役割と未来」【カリキュラムコード:がん-1】

10:40~11:25

PAP 基礎講座⑤
「血液検査で分かるがんの診断~リキッドバイオプシーの世界」【カリキュラムコード:がん-1】

11:40~12:25 ランチョンセミナー②
14:50~15:35

PAP 特別企画⑥
「がん研究における患者・市民参画の推進に向けて」【カリキュラムコード:参画-1】

15:50~16:35

PAP 特別企画⑤
「ゲノム医療で推奨された保険適応外薬をどのように使うか?」【カリキュラムコード:がん-1】

16:50~17:35

PAP 特別企画⑦
「Highlights of the day~学術集会 2 日目のポイント」

第3日目 3月8日(土)
8:00~8:15 オリエンテーション③
8:30~9:20

PAP 応用講座①
「治験を含む臨床試験の枠組みについて」【カリキュラムコード:研究-1・2】

9:30~10:20

PAP 応用講座②
「臨床試験と倫理指針について」【カリキュラムコード:EL-1】

10:30~11:20

PAP 応用講座③
「治験に参加する前に知っておいて欲しいこと」【カリキュラムコード:研究-3・4】

12:00~12:50 ランチョンセミナー③
14:00~16:10

PAP 応用講座④
「グループディスカッション この治験、あなたなら参加しますか?」【カリキュラムコード:研究-1・2・3・4】

学術集会会長によるPAPプログラム参加者向け推奨プログラム

PAPプログラム参加者は、PAPプログラムへの参加に加えて、学術集会本会で開催されるプログラムの聴講も可能です(企業共催プログラムなど一部プログラムを除く)。学術集会本会で開催されるプログラムのうち、学術集会会長がPAPプログラム参加者に聴講を推奨するプログラムは、次の通りです(聴講必須ではありません)

学術集会会長によるPAPプログラム参加者向け推奨プログラム
1日目 10:10~11:40 会長企画シンポジウム3「激論!『条件付き承認制度』の活用はドラッグ・ロス対策に有用か!?」
1日目 14:00~15:30 会長企画シンポジウム2「ゲノム医療で推奨された保険適応外薬をどのように使うか?」
1日目 15:00~15:45 PAP基礎講座③「がんサバイバーの心臓を守る~カルディオオンコロジー(腫瘍循環器)とは」【カリキュラムコード:がん-1】
2日目 8:20~10:20 合同シンポジウム5(日本がん看護学会)「高齢がん患者へのアプローチの実際」
2日目 8:20~9:50 シンポジウム18(患者支援・サバイバーシップ)「がん研究における患者・市民参画の推進に向けて」
2日目 9:50~11:20 シンポジウム14(緩和ケア・支持療法)「がん疼痛緩和の質の向上と連携体制構築」
3日目 8:30~10:00 シンポジウム24(緩和ケア・支持療法)「化学療法誘発性末梢神経障害のマネジメント」

参加を希望される方へ 
※必ず内容を確認のうえ「PAP参加登録申込フォーム」よりお申込みください。

1. ペイシェント・アドボケイト・プログラムの目的

ペイシェント・アドボケイト・プログラム(以下PAP)は、応募基準に記載した条件を満たす患者、家族、一般の方々に対し、学術集会参加を優待し、患者・家族、市民と会員が、正しい情報を共有し、課題を抽出、議論する場として提供するプログラムです。本プログラムの実施が、より良いがん医療の実現につながっていくことを目的としています。

(ア)基礎講座:がん医療やがん対策について広く学ぶ。
(イ)応用講座:医学研究・臨床試験等における患者・市民参画(PPI;Patient and Public Involvement)を推進する事で、より良いがん医療のために患者、家族等が協働する事の重要性を学ぶ。

2. プログラムの概要

応募基準に記載した条件を満たした方は、第22回日本臨床腫瘍学会学術集会のPAPに1,000円で参加いただけます。事前申し込みが必要で、参加人数には制限があります。
PAPの「基礎講座」「応用講座」すべてのプログラムに参加することも、一部のプログラムに参加することも可能です。ただし、「応用講座グループディスカッション」に参加する場合は、原則として「応用講座」のプログラムをすべて受講することが必須になります。
PAPプログラムだけでなく、学術集会本会で開催されるプログラムの現地での聴講及び後日のオンデマンド聴講も可能ですが、企業共催プログラムなど、一部参加できないものもありますのでご了承ください。

3. 応募基準

第22回日本臨床腫瘍学会学術集会PAPの開催趣旨を理解し、注意事項を遵守いただける患者、家族、市民が対象です。
ただし、以下に該当する団体に所属、または個人として該当する場合には対象となりません。

  • 特定の医療機関、医師を支持、推奨をしている
  • 承認、未承認にかかわらず、特定の治療法、検査法等を支持、推進している
  • 特定の健康食品、健康器具等を推奨、販売している
  • 特定の政治団体、宗教等を推奨している
  • 反社会勢力との関わりがある

※上記項目は、個人の信教の自由、及び政治活動の自由を妨げるものではありません。

医療機関、ヘルスケア関係企業にお勤めで主たる収入を得ている方は一般参加枠でお申込みください。

一般参加枠はこちら

メディア、広告代理店等にお勤めで、取材など本業での業務を目的とする場合は取材申込フォームよりお申込みください。

取材申込フォームはこちら

※準備中です

なお、広告代理店等にお勤めの方がPAP枠でお申込みいただいた場合はお申込みの際に確認させていただく場合がありますので、ご了承ください。

4. 注意事項

  • PAPプログラムでは登壇者に質問できますが、それ以外のプログラム(ポスター発表を含む)では医師をはじめとする医療従事者への質問・ご相談禁止です。
  • 発表スライドの撮影・スクリーンショット、録音・録画は禁止です。またSNSへの投稿も禁止です。
  • 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(略称:薬機法)の「広告の制限」により、企業共催セミナーにはご参加いただけません。
  • 学術集会会場内での迷惑行為・暴力行為は禁止します。
  • ご参加にあたっての注意事項をお伝えするオリエンテーション(事前にお送りする動画視聴、または参加初日に現地で参加)が必須です。
  • 事前に「参加の手引き」などの資料をお送りしますので、必ずご確認ください。
  • 発熱や倦怠感など体調不良の際には、現地でのご参加はお控えください。

上記7点を遵守いただけない方は、お申込手続き完了後であっても参加できなくなる場合がございますことをご了承ください。更に次年度以降、ご参加いただけない場合もございます。

5. 応募方法

申込期間 2024年11月29日(金)正午~
2025年1月31日(金)正午

※トラベルグラント(旅費助成)を希望する方の申込みは2024年12月27日(金)17時までに必着です。

以下の申込フォームから必要事項をご入力のうえお申し込みください。
申込受付、参加費入金を確認いたしましたら、後日、詳細のご案内をメールにてお送りいたします。

定員
(原則先着制)
<現地参加>

「応用講座グループディスカッション」(3日目午後)へのご参加あり 30名
「応用講座グループディスカッション」(3日目午後)へのご参加なし 70名

<WEB参加(Live配信)> 450名

※「応用講座グループディスカッション」(3日目午後)への参加、聴講はできません。

参加費 1,000円(クレジットカード決済または銀行振込のいずれかでお支払いください)
  • クレジットカード決済にてお支払いの場合、カード利用明細の利用店名等は「株式会社プロアクティブ」(決済代行会社)と表示されます。
  • 参加費は直接、日本臨床腫瘍学会へ入金されます。運営を担当する全国がん患者団体連合会は、一切関与いたしません。
  • 原則として、参加申込後のキャンセル、返金には応じられませんのでご了承ください。

PAP参加登録申込フォーム

6. ご参加方法

参加登録完了後、自動返信メールをお送りします。現地でご参加の方は、自動返信メールをプリントアウトし当日会場へご持参のうえ、PAP参加受付にてご提示ください。
学術集会の期間中すべての会場において、PAP参加受付にてお渡しするネームタグ(PAP参加証)を必ずご着用ください。
3日間を通しての参加費は1,000円ですが、1日のみのご参加でも1,000円となります。また、お一人1,000円をお支払いいただければ、現地参加、LIVE配信、オンデマンドの全ての形式にご参加いただけます。

7. トラベルグラント募集要項

実施要項

第22回日本臨床腫瘍学会学術集会では、職種や立場の境界を越えて、がん医療について共に考え討議するために、PAPにより多くの患者さん・ご家族、支援者の方にご参加いただきたいと考え、以下要領にて、現地参加の方を対象に交通・宿泊費の助成を行います。助成を希望するPAP参加者は、原則として、学術集会の会期を通じた3日間全ての参加(PAPでも本会でも可)と、会期前、会期後の両方のタイミングでレポートを提出いただくことが必須となります。

応募方法

応募の方法は、インターネットのみとなります。申込者は、Eメールでの連絡を中心に、ファイル添付等による書類のやりとりができることが必須となります。募集に関する注意事項をご確認ください。

選考基準

申し込みの際にご記入いただく「参加動機」を選考の参考とします。また、開催後にも600字程度のレポートをご提出いただきます。(フォーム、締切日は別途ご連絡いたします)
定員制のため過去にトラベルグラントを支給されていない方を優先させていただきます。
会期3日目に開催の応用講座グループディスカッションに参加いただける方を優先させていただきます。

注意事項

助成応募とは別に、PAP参加申し込み、参加費のお支払いが必要です。
3.に記載の「応募基準」に準じてお申し込みください。
4.に記載の「注意事項」をお守りください。
連絡方法として、Eメールで添付ファイルのやりとりができる必要がございます。
助成金のお支払いは、会期後のレポート提出を確認してからとなります。
注意事項をお守りいただけない場合は、助成金のお支払いができない場合があることをご了承ください。

応募締切

2024年12月27日(金)17時までに必着
募集定員:50名

選考と通知

JSMO2025PAPトラベルグラント選考委員にて選考を行い、2025年1月上旬頃にお知らせいたします。

助成金額

下表のとおり、地域に応じて記載の金額を一律で支給となります。

地域 金額
北海道(北海道全域) ¥65,000-
東北(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島) ¥60,000-
関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川) ¥55,000-
甲信越(新潟、富山、石川、福井、山梨、長野) ¥50,000-
東海(愛知、静岡、岐阜、三重) ¥45,000-
兵庫
近畿(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山) 40km未満
¥10,000-
40km以上80km未満
¥15,000-
80km以上
¥23,000-
中国/四国(岡山、広島、山口、島根、鳥取、愛媛、香川、徳島、高知) ¥30,000-
九州(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島) ¥55,000-
沖縄(沖縄全域) ¥60,000-

※往復の交通・宿泊はご自身で手配いただきます。不足分はご自身でご負担ください。他学会の助成金額、宿泊と交通費のパック料金などを参考に算出し、より多くの方にご参加いただくためお一人当たりの金額を抑えております。

※天候不良による旅程変更については、ご自身でご対応ください。

※助成金のお支払いは、会期終了後のレポート提出を確認してからとなりますので、旅費は一旦、ご自身でお立替えをお願いいたします。なお、交通・宿泊予約のキャンセル料金は一切負担出来かねますので予めご了承ください。

運営

第22回日本臨床腫瘍学会学術集会PAPは、一般社団法人全国がん患者団体連合会が運営を担当します。

お問合せ先

一般社団法人全国がん患者団体連合会
pap2025[あ]zenganren[ど]jp([あ] を @ に,[ど] を . に変えてください。)

※お問合せはメールでお願いいたします。返信にお時間をいただく場合がございますが、予めご了承ください。

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