第31回日本脊椎インストゥルメンテーション学会
会長 齋藤 貴徳
関西医科大学整形外科学講座 主任教授
この度、伝統ある日本インストゥルメンテーション学会第31回学術大会の会長を拝命し、身の引き締まる思いでおりますとともに、学会の成功に向けて教室員一同、全力で準備する所存です。
さて、第31回の本学会は、第30回の節目を迎えた昨年の本学術大会で素晴らしいプログラムが作成され金村会長の下、過去を振り返り未来に進むという記念大会に相応しい内容で多くの会員の皆様が参加され、大成功に終わりました。それを引き継ぐ第31回学術大会は本学会が未来に向けての新たなスタートをきる場を提供できればと考えています。そのためには現在のインストゥルメンテーション手術の現状把握とその問題点を会員皆が正確に把握し、その解決に力を尽くすとともに、新たなインストゥルメントや手術支援技術の開発に関する教育的な講演やシンポジウムを組み、会員の皆様とともに第31回学術大会を会員相互の親睦と新たな知識を得る機会を提供できる学術大会にしたいと思います。そこで、今回は新たな試みとして、全会員の皆様から日頃の診療での疑問点や勉強したい項目、また現在研究している分野でのシンポジウムや教育講演、ハンズオンセッションなどを公募したいと思います。全てを採用できるわけではありませんが、本学術大会のテーマに相応しい内容を軸として、プログラム委員会で検討の上採否を決定したいと思います。シンポジウム、ハンズオン、教育講演などの種別とテーマのみでも結構ですし、演者まで指定して頂いてもかまいません。会員の皆様のご提案を心よりお待ちしております。
今回は本学会の重鎮の先生方に満足していただける様、初めて大阪のど真ん中である大阪駅直結のグランフロントにあるコングレコンベンションセンターで開催させていただきます。コロナ禍の真っ最中で先が見えない状況ではありますが、学会の本質は単なる知識の習得や公表のみではなく、会場での学会員の皆様のface to faceでの親睦やアイデアの端緒となるちょっとした会話にその重要な価値があると考えています。可能であればぜひ大阪にお越し頂き、皆で脊椎インストゥルメンテーション手術について語り明かしたいと思っております。今年の11月最後の週は、関西でも紅葉の真っ盛りの美しい季節でもあります。また、たこ焼きや串カツなど大阪名物のB級グルメの最もおいしい時期でもあります。会員の皆様方におかれましては大阪駅周辺の最も開けた大阪のど真ん中にお集まり頂き本会を盛り上げていただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。宜しくお願い申し上げます。