第56回日本肝臓学会総会

会長挨拶

会長:竹原徹郎

第56回日本肝臓学会総会
会長 竹原 徹郎
(大阪大学大学院医学系研究科
 消化器内科学 教授)

2020年8月28日(金)~29日(土)に大阪国際会議場にて、第56回日本肝臓学会総会を開催いたします。当初5月の開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、8月に延期いたしました。本学術集会は、完全ハイブリッド形式で開催いたします。シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップなどの主要な企画は現地でご発表いただきますが、ご来場いただけない場合はWEBで発表いただくことも可能です。会場は、ソーシャルディスタンスに十分配慮した入場者数といたしますが、ライブ配信をしますので、どこでもご視聴いただくことが可能です。一般演題は誌上発表となっていますが、新しい試みとしてSelected Oral Sessionを設け、演題選定委員会にて特に評価の高かった演題をご発表いただきます。また、緊急特別企画として「肝疾患診療におけるCOVID-19への対応」を設けました。すでに多くの優れた演題をご応募いただいていますが、肝臓を専門とする者として、このパンデミックにどう対処するのか、議論する場になることを期待しています。

すでにご案内していますが、本学術集会のテーマは、「肝臓学2020 サイエンスとアート」になっています。いうまでもなく、研究と診療は疾患を扱う医学の両輪であり、両者が連動し進んで行く先に疾患の「理解」と「克服」が見えてきます。本総会では、あらためて、2020年の時点での肝臓学の基礎と臨床の到達点を問い、将来の方向性について議論していく場にしたいと考えています。「多様性のある肝疾患に取り組み、それを深く掘り下げること」、本総会をぜひ肝臓学の最先端に触れる場、新しい発想を生み出す場にしていただければ幸甚です。多くの先生方のご参加-リアルでもWEBでもーをお待ちしております。Withコロナ時代の学術集会の一つのモデルを肝臓学会から提示できればと考えております。

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