第19回肝臓内視鏡外科研究会
第19回肝臓内視鏡外科研究会
会長 大塚 由一郎
(東邦大学医学部外科学講座 一般消化器外科学分野 教授)
この度、第 19 回肝臓内視鏡外科研究会の会長を仰せつかりました。2007年の第1回目の開催以降、常に活気と熱気に溢れるこの研究会を主催させていただくことは、私どもにとりまして、この上なく光栄で名誉なことでございます。このような機会を与えてくださいました理事長の若林剛先生をはじめ、関係の皆様方に心より感謝申し上げます。
肝臓内視鏡外科研究会は低侵襲性肝切除術の普及を推進することを目的に2007年に設立され、2016年からはNPO法人肝臓内視鏡外科研究会として活動しています。本邦におきまして、肝疾患に対する低侵襲性手術としての腹腔鏡下手術の普及には目覚ましいものがありますが、その背景にはこの肝臓内視鏡外科研究会が担ってきた低侵襲肝切除術の研究、教育、情報収集および提供、国際交流などの各事業とともに、安全な普及への啓蒙活動が大きく貢献してきたものと考えています。さらに近年ではロボット支援下手術も低侵襲性肝切除術に導入され益々の発展が期待されている領域です。毎年開催されます学術集会としての肝臓内視鏡外科研究会では、本邦におけるこの領域の最先端を走る演者が全国各地から集い登壇され、若手からエキスパートの外科医らによる多くの議論とともに、熱気と笑顔がそこにあります。手術手技のみならず、内視鏡や手術器具、手術関連薬剤、そしてAIの外科学への応用に至るまで、これまでの発展と未来が語られる本研究会は、低侵襲性肝切除術の今後の更なる発展を通して、人々や社会に貢献していく場となり続けるものと確信をしております。今回も例年と同じく、第87回日本臨床外科学会学術集会の前日である2025 年 11 月 19 日(水)に、京王プラザホテル(東京都新宿区)にて大阪大学消化器外科教授 江口英利先生が当番世話人を務められる第17回膵臓内視鏡外科研究会と合同で開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。何卒よろしくお願い申し上げます。
第17回膵臓内視鏡外科研究会
第17回膵臓内視鏡外科研究会
当番世話人 江口 英利
(大阪大学大学院医学系研究科 消化器外科学 教授)
この度、第17回膵臓内視鏡外科研究会の当番世話人を仰せつかり、身に余る光栄に存じます。本研究会は2009年に初代会長浅野武秀先生のご尽力により発足し、その後、第二代会長の田中雅夫先生へ、そして現在の第三代会長の中村雅史先生へと受け継がれております。
近年、低侵襲膵臓外科の発展はめざましく、2012年に腹腔鏡下尾側膵切除術、2016年に腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術、2020年にはロボット支援下膵切除術が保険収載され、リンパ節郭清を伴う腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術にも保険適応が拡大されました。消化管の手術と比較すれば難易度が高いとされる肝胆膵領域の外科手術において、低侵襲手術はやや遅れて普及してまいりましたが、今や多くの施設でこれら新技術が導入され標準化も進んでいます。そして、更なる治療効果の向上や低侵襲化、そしてより高い医療安全をめざして、益々の進歩が期待される分野であると認識しております。そのような進歩を語り合う貴重な機会として本研究会は毎年開催されてまいりました。第17回となる今回も、ぜひ熱き議論が繰り広げられますことを期待しております。
第17回膵臓内視鏡外科研究会は、第87回日本臨床外科学会学術集会の前日である2025年11月19日(水)に京王プラザホテルを会場として開催いたします。今回も例年と同じく、大塚由一郞先生が会長を務められる第19回肝臓内視鏡外科研究会と合同で開催いたしますので、肝胆膵領域の低侵襲外科全般について、幅広い視点から議論できる貴重な機会となることと思います。参加者の皆様にとって有益な研究会となるよう準備を進めております。ぜひ皆様の多数のご参加をお待ち申し上げます。