第24回日本透析アクセス医学会学術集会・総会

大会長挨拶

会長:大平 雅一 第24回日本透析アクセス医学会学術集会・総会
大会長 長沼 俊秀
大阪市立大学大学院 医学研究科 泌尿器病態学

この度、第24回日本透析アクセス医学会学術集会・総会の大会長を仰せつかっております大阪市立大学泌尿器科の長沼俊秀です。本会は、2020年11月27日(金)、28日(土)の2日間、大阪国際会議場にて開催させて頂きます。事務局・プログラム委員会・広報委員会・実行委員会を代表して御挨拶申し上げます。

ちょうど25年前、私が泌尿器科に入局しノイヘーレンだった折に最初に配属されたのが人工腎部でした。当時の人工腎部はTOPが故山上征二先生、2番手が武本佳昭先生、3番手が土田健司先生という豪華な顔ぶれでした。そのインプリンティング効果のせいか、その後は、ほぼ透析畑で「至誠一貫」して仕事をさせて頂いております。その中でも透析アクセスは透析医療を行う上では必須のものであり、日常茶飯事で関わってまいりました。

ところが、このアクセス領域はAVFやPTAの手術手技一つとっても各所で思い思いのやり方でされており、まだまだエキスパートオピニオンの強い世界であります。また、薬剤溶出性バルーン等の新しいディバイスがそろそろ使用可能になってきている折でもあり、サブテーマは「~アクセスにおけるEBMの確立を目指して~」としております。活発な議論や情報交換が行われ、将来の世界への情報発信、EBM確立につながる学術大会になることを期待しております。

新型コロナ禍の影響で大変な時節ではありますが、ソーシャルディスタンス等に十分配慮し安全に運営してゆく所存でありますので多くの方々のご来阪を心からお待ちしております。また、本会は新型コロナ禍の影響で現地に来られない皆様がおられるのを考慮し、現地開催の会期後にWEB開催として1か月間のオンデマンド配信をすることにしました。これにより、WEB参加の方のみならず現地参加の方までも全てのセッションを視聴できる事になり、ある意味通常開催以上に透析アクセスに対する理解を深める良い機会ではないかと思われます。奮ってご参加頂ければ幸いであります。

それでは、また、現地で、WEBでお会いしましょう。

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