日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学
九州支部 秋季学術講演会
会長:藤田 昌樹(福岡大学医学部呼吸器内科学 教授)
この度、第85回日本呼吸器学会・日本結核 非結核性抗酸菌症学会・日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会九州支部秋季学術講演会を担当させていただくことになりました。歴史ある本学会の会長を仰せつかり、光栄に存じます。会期は2020年10月30日(金)から11月15日(日)までの約2週間、オンラインにて開催いたします。若手の先生方が発表の機会を得る、参加者が直接会話できる直接参加型の運用を目指していたのですが、COVID-19の状況、また各施設のいささか過剰な反応を考慮するとオンライン中心の運用へ軌道修正を行わざるを得ませんでした。
オンライン中心の会ですが、ご参加いただく皆様にとって最新の知見が学べ、臨床経験や研究成果について、勉強する機会になればと存じます。また、若手医師モチベーションが向上し、多くの研修医、学生の皆さんが呼吸器領域に興味をもっていただけることを期待しております。
東京・関西ではいろいろな研究会が開催されていますが、九州ではそこまで盛んという訳ではありません。この学会へ参加すれば呼吸器領域全体の知識がアップデートできるよう教育講演を充実いたしました。肺癌、COPD、気管支喘息、感染症、間質性肺炎、肺高血圧、睡眠時無呼吸症候群、肺エコーなどの最新の動向を是非拝聴していただき、日常診療へ役立ててください。
特別講演としては、福岡大学名誉教授の渡辺憲太朗先生より上葉優位型肺線維症(PPFE)についてお話しいただきます。また招請講演としては、内科・外科領域の肺移植についての講演を予定しています。シンポジウムとしては、「呼吸器感染症の最新の知見、「肺癌診療の更なる発展」「気管支喘息・COPDをどう治療していくのか」、また「間質性肺炎診療におけるPros and Cons」を準備しています。
参加される先生方に、実り多い第85回日本呼吸器学会・日本結核 非結核性抗酸菌症学会・日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会九州支部秋季学術講演会になればと祈念いたします。特別講演、招請講演、教育講演、シンポジウムで演者・座長をお引きうけいただきました先生方、ご参加の皆様方にご支援いただきました企業に感謝申し上げます。COVID-19収束を祈念しながら、皆様のご参加を心よりお待ちしております。