第84回日本医学放射線学会総会 会期:2025年4月10日(木)〜13日(日) 会場:パシフィコ横浜 会長:高瀬圭(東北大学)

会長挨拶

会長:高瀬圭(東北大学)

第84回日本医学放射線学会総会
会長 高瀬 圭(東北大学)

第84回日本医学放射線学会総会は、2025年4月10日(木)~13日(日)の4日間、パシフィコ横浜にて、第81回日本放射線技術学会総会学術大会、第129回日本医学物理学会学術大会および国際医用画像総合展(ITEM 2025)との合同でJRC2025として開催致します。

2025年の開催テーマは、“Radiology for Everyone” です。放射線科医は、放射線医学を日常臨床に生かしながら、そのさらなる進歩や革新・新規医療技術開発のための研究を行っています。学術的発展の目標は「科学技術で人を幸せにする」ことです。高齢者も若年者も、都市部の人も地方に住む人も、疾患治療の目的のみでなく疾病の超早期発見や予防による健康で幸せな生活のために、放射線医学の幅広い活用による恩恵を受けていただきたいと考えます。

2025年には画像診断や放射線治療の日常臨床へのAIの実装が進み、放射線診療の道具としての実践的利用法が多くの施設から発表されるとともに、さらに進んだ様々な研究を凝望する場になると考えます。新技術が闊歩する時代となっても、患者さんとの対話をしながら全人的医療を行なうことが最重要であることは言を俟たないことです。本学会で培ってきた様々な技術や知見をさらに進歩させ、人の手による温かい放射線診療を、どのようにして多くの人々の幸せにつなげるかを考える学術集会としたいと考えます。次世代の医療技術に思いをはせながらも、放射線医学の地域医療への課題といった社会的問題も議論する場にしたいと思います。

2025年の学会は、若手医師、研修医や学生も参加しやすく、発表も議論もしやすい会にするつもりです。多様な立場から、放射線医学の最新の臨床と研究をどのように “Radiology for Everyone” とするかを語り合うために、多くの方に現地で参加していただけることを期待いたします。

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