第83回日本医学放射線学会総会

会期:2024年4月11日(木)〜14日(日) 会長:陣崎雅弘(慶應義塾大学) 会場:パシフィコ横浜 

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一般市民向けプログラム

一般市民の方へ

JRC2024 医療DX・生成AI講演会へのご案内

参加無料

2024年4月11日(木)~14日(日)の4日間、パシフィコ横浜にて、第83回日本医学放射線学会総会、第80回日本放射線技術学会総会学術大会、第127回日本医学物理学会学術大会および国際医用画像総合展の合同でJRC2024として開催致します。

今回の開催テーマは、「変革の時代を先導する: Leading an Era of Transformation」に致しました。2024年は、医療界も社会も本当の意味で変革の時代を迎えるように思います。Covid-19の規制も全面解除され、医師の働き方改革が始まり、政府の医療DX(デジタルトランスフォーメーション)推進により標準型電子カルテ導入に向けての準備が始まり、さらにはChat-GPTなどの生成AIの登場によるAIの社会活動への影響が本格的に大きくなる年になると思います。

そこで、4月12日午後に医療DX・生成AIに関わる講演、シンポジウムを開催します。これからの時代を見据えていく上で、皆様の参考になるのではと思い企画させて頂きました。ぜひ多くの一般市民の方にご参加頂ければと思います。

1. 合同特別講演

4月12日(金曜)14時40分~15時20分 国立大ホール
座長 陣崎雅弘(慶應義塾大学放射線科 教授)

山極壽一

「AI時代における人間らしさを考える」

山極 壽一 総合地球環境学研究所 所長
(前京都大学総長、元日本学術会議議長)

山極先生は、人類学者・霊長類学者で、ゴリラ研究の第一人者でいらっしゃいます。長年の霊長類研究から文明論、人類論についても幅広く社会に提言してこられました。今回の講演では、AIやデジタルの時代だからこそ重要になってくる本当の人間らしさとは何かについてお話頂きます。

1952年東京都生まれ。京都大学理学部卒
京都大学大学院理学研究科教授、同研究科長・理学部長を経て、2020年まで第26代京都大学総長。
人類進化論専攻。屋久島で野生ニホンザル、アフリカ各地で野生ゴリラの社会生態学的研究に従事。
日本霊長類学会会長、国際霊長類学会会長、日本学術会議会長、総合科学技術・イノベーション会議議員を歴任。
2025年国際博覧会(大阪・関西万博)シニアアドバイザーを務める。南方熊楠賞、アカデミア賞受賞。

著書 『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』(2020年、家の光協会)
『スマホを捨てたい子どもたち―野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』(2020年、ポプラ新書)
『共感革命-社交する人類の進化と未来』(2023年、河出新書)など多数。

2. 特別講演

4月12日(金曜)15時35分~16時15分 国立大ホール
座長 富山 憲幸(大阪大学放射線科 教授)

宮田裕章

「DXの先にある新しい社会と医療」

宮田 裕章(慶應義塾大学医療政策・管理学 教授)

宮田先生は、データサイエンスの専門家で、データを駆動させてより良い社会の構築に向けた変革を目指しておられ、日本のデジタル戦略の先導役です。2025年の大阪・関西万博や厚生労働省のデータヘルス政策にも深く関わっておられ、テレビでもコメンテーターとして多く出演されております。これからのDXの展望を語って頂きます。

1978年生まれ 2003年東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士 課程修了
2014年 東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座教授(2015年より非常勤)、2015年より慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授、2020年より大阪大学医学部 招へい教授
データサイエンスなどの科学を駆使して社会変革に挑戦し、現実をより良くするための貢献を軸に研究活動を行う。専門医制度と連携し 5000病院が参加する National Clinical Database、LINE と厚労省の新型コロナ全国調査など、医学領 域以外も含む様々な実践に取り組む。それと同時に、世界経済フォーラムなどの様々なステークホルダーと連携して、新しい社会ビジョンを描く。宮田が共創する社会ビジョンの1つは、 いのちを響き合わせて多様な社会を創り、その世界を共に体験する中で一人ひとりが輝くという“共鳴する社会である。

協賛: 日本生命ロゴ

3. 合同シンポジウム1

4月12日(金曜)16時30分~18時30分 国立大ホール

「生成AIの先にある新しい医療~画像診断をめぐるこれから~」

座長 中村 祐輔 (医薬基盤・健康・栄養研究所 理事長)
古徳 純一 (帝京大学 診療放射線学 教授)

大規模言語モデルを含む生成AIは社会に大きなインパクトを与えました。今後、画像診断への応用へ移っていくと思いますが、鍵を握るのは各企業が開発の方向性をどのように考えているかだと思います。今回は、Google、Microsoft、Amazonの3つの会社に生成AIの開発の今後の方向性を語って頂くとともに、放射線科医の立場から生成AIのどのような活用が考えられるかを講演して頂きます。

生成AIの現状と課題

橋本 正弘(慶應義塾大学放射線科)

Googleの今後の取り組み

加山 博規
(Google Research & Core, Partnership, Strategic Partnership Development Manager)

マイクロソフトの今後の取り組み

大山 訓弘
(日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 ヘルスケア統括本部長)

AWSの今後の取り組み

瀧澤 与一
(アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 執行役員 パブリックセクター技術統括本部 統括本部長)

放射線科医の立場からの今後の取り組み

植田 大樹(大阪公立大学放射線科)

なお、この企画の前に、合同開会式が行われております。開会式と山極先生の講演の間には休憩時間がありませんので、山極先生の講演からご参加頂いても、開会式からご出席いただいても構いません。開会式では、Projection mappingを用いた華やかなパフォーマンスで幕を開ける開会式に続いて、学会の概略紹介と今後のビジョンの講演と名誉会員への表彰式が行われます。

合同開会式  4月12日(金曜)13時15分~14時40分 国立大ホール

・13:15~14:15 開会式パフォーマンス
日本医学放射線学会、日本放射線技術学会、日本医学物理学会、日本画像医療システム工業会の大会紹介と今後のビジョンの紹介。
・14:15~14:40 今年の名誉会員に推挙された方への表彰式。

参加申込

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