会長挨拶

井関雅子

 このたびは、第42回日本疼痛学会を、12月4日(金)と5日(土)のLIVE配信と年内のオンデマンド配信の2本立てで、開催させていただきます。
 医療科学分野は日進月歩の進歩を遂げている中で、臨床現場では、「いかに患者の生活の質を確保するか」ということが、大変重要視されております。そのため、患者の心身に苦痛を与える疼痛をいかに適切に緩和していくかは、世界中の共通した課題となっております。
  日本疼痛学会(Japanese Association for the Study of Pain: JASP)は、世界の疼痛研究・疼痛治療のリーダーである国際疼痛学会(International Association for the Study of Pain: IASP)の日本支部であり、疼痛の治療や機序解明に関する基礎・臨床研究、疼痛の最先端治療などを扱うアカデミックな学会であります。本学会は昭和54年に発足し、現在では約800名の会員が在籍しており、麻酔科/ペインクリニック、脳外科、整形外科、心療内科、神経内科他多くの臨床医、理学療法士等のリハビリ関係者、看護関係者、そして生理学・薬理学・解剖学等の基礎医学関係者が中心となり、活発な学会活動を行っています。その栄えある日本疼痛学会の大会開催にあたりまして、「サイエンスとアートの双方向から痛みを探究する」というテーマのもと、疼痛研究における最新の知見と患者貢献につながるような臨床情報を発信できるよう準備をすすめてまいりたいと考えます。

© 第42回日本疼痛学会